海外農林水産・食品ニュース(Food & Agriculture)

2017年における農業所得や資産の状況 -農業純所得、総資産ともに3%未満の微増見通し-

(米国)

シカゴ事務所発

2018年02月09日

米国は世界でも有数の農業大国であり、世界第1位の生産量を誇るとうもろこしおよび大豆のほかに、小麦、畜産物などの生産が盛んに行われている。シカゴを中心とするイリノイ州や近隣のアイオワ州、インディアナ州など中西部の主産地から、国内への供給はもとより世界各国に輸出されており、米国の農業動向は世界の食料需給を占ううえで一大要素である。米国農務省(USDA)は2017年10月、2017年の農業部門の所得・資産・負債などに係る財務分析リポートを公表、翌11月にその修正予測値を発表した。同分析リポートの概要を紹介する。なお、本稿は「U.S. Farm Income Outlook for 2017. October 4, 2017」(https://fas.org/sgp/crs/misc/R40152.pdf)を基に、米国農務省(USDA)が発表する最新のデータ(https://www.ers.usda.gov/topics/farm-economy/farm-sector-income-finances/highlights-from-the-farm-income-forecast/)を使用しながら分析を行ったものである。

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