海外農林水産・食品ニュース(Food & Agriculture)

カリフォルニア州プロポジション65 適用日迫る -改正の概要、適用関係、対応方針について-

(米国)

シカゴ事務所・ロサンゼルス事務所発

2018年02月19日

「カリフォルニア州法プロポジション65」(安全飲料水および有害物質施行法)では、がんや出生異常などを引き起こすとして900項目を超える化学物質がリスト化された。同州環境保護庁有害物質管理局(OEHHA)は、該当する化学物質を使用する場合には警告文を表示するようを求めているところである。
 同法については、近年、次の二つの大きな改正が行われた。
 
  1.当該リストに「BPA」(ビスフェノールA)を追加(2016年5月11日)
  2.警告文に関する規則を改正(2016年8月30日)
 
 これらの改正(注)については、それぞれ経過措置(移行期間)が設けられていたが、1.のBPAに係る警告表示への対応は2017年12月30日以降、また2.の警告文に関する新規則は最終的には2018年8月30日から全面適用となる。他方、これら二つの改正が同時期に行われたため、対応方法につき一部に混乱もみられる。カリフォルニア州は、日本産品の輸出先としても極めて重要な州であるところから、今般改めてこれら改正の概要、適用時期、および対応方針について説明する。

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