新たな木材需要が期待される中高層・木造建築 －ボルドーで「ウッドライズ（WOODRISE）2017」開催－

中高層・木造建築ビジネスに特化した国際会議（展示会）として“世界初”の取り組みとなる「ウッドライズ（WOODRISE）2017」が2017年9月中旬、フランス・ボルドーで開催された。日本に先行して中高層の木造建築の実践プロジェクトが始まっている欧州での開催とあって、日本から視察団が参加するなど関心の高さをうかがわせた。カナダの建築家で“木造建築の旗手”とも称されるマイケル・グリーン氏や、2020年東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場「新国立競技場」の設計を手掛ける隈研吾氏が登壇、中高層・木造建築の可能性について活発な議論が行われた。日本からは「すてきナイスグループ」など欧州で新築・木造戸建て住宅の建設・販売を手掛けている企業も基調講演を行った。