海外農林水産・食品ニュース(Food & Agriculture)

高まるアニマルウェルフェアへの関心 -社会の要請に応じて、生産が変わる-

(EU、ドイツ、フランス)

ブリュッセル事務所発

2017年07月24日

2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックの会場などに提供する食材の調達基準に、「アニマルウェルフェア」という視点が取り入れられた。「アニマルウェルフェア」については、EUでは約40年前からそのための規制が本格化し、市民の関心も高い。すでに世界で最も厳しい基準を定めているといわれるが、2017年、さらなる取り組みの強化とEU基準の国際的な普及を目的にプラットフォームを立ち上げた。厳しい規則は生産者の負担増につながる。しかし、「アニマルウェルフェア」に対する社会的要請は強く、製品に付加価値を付けることができるなど経済効果も大きいことから、生産者、企業の努力が続いている。

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