海外農林水産・食品ニュース(Food & Agriculture)
低所得層の食費とミルクの国内生産量 -国内で安価なミルクが生産できるようになることが課題-
(ミャンマー)
ヤンゴン事務所発
2017年07月24日
ヤンゴンの特に貧しい地域では1人当たり1日1,000チャット(注1)以下で生活している人が43%を占める。これら低所得層の87%は1日の1人当たりの食費が750チャットである。こうした家庭の子供はカルシウムやタンパク質などの栄養を十分に摂取できていない深刻な状況にある。ミャンマーでは、ミルクの生産量が年々増えているが、市販されているミルクはシンガポールやタイから輸入されたものばかりだ。安価なミルクを生産し、低所得層の家庭へ提供できるようにするためには農家への資金や技術の援助に加え、冷蔵・冷凍物流の整備といったインフラの整備が急がれる。
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