海外農林水産・食品ニュース(Food & Agriculture)

TPP協定、メリット享受には長期的視点も必要

(マレーシア)

クアラルンプール事務所発

2016年02月22日

環太平洋パートナーシップ(TPP)協定において、マレーシアは農林水産物の関税や輸出税を撤廃する。即時撤廃率は96.7%。しかし、コメやアルコールなどのように、関税撤廃まで10年以上の猶予が設けられた品目もある。特にコメについて、マレーシア政府は、既存のコメ輸入を独占するベルナスの体制はTPP発効後も保持されるとし、関税撤廃後も国内コメ農家に大きな影響はないとしている。TPPを通じた日本の農林水産物輸出に向けた効果は長期の視点で考える必要がありそうだ。

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