国立大学法人 - 資料提供招請に関する公表総合病院情報システム一式

本調達はWTOの政府調達に関する協定、日EU経済連携協定又は日英包括的経済連携協定の適用を受ける調達です。

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公示日/公告日 2023年01月06日
公示の種類 資料提供招請に関する公表
調達機関 国立大学法人(広島県)
分類
0014 事務用機器及び自動データ処理機械
本文 資料提供招請に関する公表
 次のとおり物品の導入を予定していますので、当該導入に関して資料等の提供を招請します。
 令和5年1月6日
 国立大学法人広島大学
 分任契約担当職 霞地区運営支援部長
 寺田 美樹 
◎調達機関番号 415 ◎所在地番号 34
○第1号
1 調達内容
 ⑴ 品目分類番号 14
 ⑵ 導入計画物品および数量 総合病院情報システム 一式
 ⑶ 調達方法 借入
 ⑷ 調達の目的 本調達で要求するシステムは、ペーパーレス、フィルムレス運用に対応したシステムとする。またシステムの目的として、業務の効率化、情報の共有化、医療安全・医療の質向上への寄与、経営改善への寄与、診療活動評価・臨床研究支援、医学・医療教育のそれぞれについて、現行システムを改善する目的で導入する。さらに地域医療連携の中核病院としての機能を充実させ、国際化対応も視野に入れたものとする。これを実現するために、以下の各項目の機能を有するシステムを導入するものである。
 ⑸ 導入予定時期 令和7年12月以降
 ⑹ 調達に必要とされる基本的な要求要件
 A 電子保存の三原則(「真正性」、「見読性」及び「保存性」)を満たすシステムとする。
 B 病院経営に資するため費用対効果の高いシステムを構築する。
 C 医療スタッフの業務を把握し、そのプロセスを管理し、業務効率の向上に資するシステムを構築する。
 D 地域医療の中核病院としての役割を果たすため、病院、診療所等の医療機関、並びに患者との診療情報の共有、電子的な情報交換を実現する。
 E 医療者の働き方改革に貢献するため、事務作業補助者等が、医師、看護師、薬剤師等の専門職と連携し、業務を効率的に行うことが可能なシステムを構築する。
 F IoT機器、ベッドサイドモニタなどセンシング技術により得られる生体情報を診療情報と有機的に結合させ、データ利活用できるシステム基盤を構築する。
 G 既に安定的に供給されているアプリケーションサービスについては積極的に導入を検討し、患者の来院までの情報取得(問診等)、来院後の患者院内導線における支援、診療後の支払いなど、病院内外での患者サービスを能動的に支援できるシステムを構築する。
 H 本システム内で生成されるデータについては、国際比較や国内での疾患レジストリの普及を見据え、院外での比較に耐えうる標準規格および標準コードの採用を原則とする。
 I 国策となっている医療DXの各種施策に対応しつつ、最新版の医療情報システムの安全管理に関するガイドラインが求める情報セキュリティを担保したインフラシステムと、統一された認証基盤を構築する。
 J モバイル環境の充実を図り、院内のあらゆる場所から容易かつセキュアに診療情報にアクセスすることを可能とし、閲覧・記録できる環境を整備する。
 K 病院情報システムの適切な管理を行うために、多要素認証によるユーザアクセス制御を行う。患者情報を情報漏洩やランサムウィルス等のリスクから守りつつ、必要な情報には時間や場所を選ばずにアクセスできるシステムを構築する。
 L 適切な入力インターフェースやアラートの表示により、アラートファティーグを防止しながら、医療プロセスで発生するインシデント、アクシデントを防止する、医療安全に貢献するシステムを構築する。
 M 治療方針および経過を明示的に記録し、その記録や関連文書から診療報酬が確実に算定されるシステムを構築することにより、医師や看護師の操作を必要最小限とし、負担を軽減させ、病院経営改善に資するシステムを構築する。
 N 医師による指示と看護師による指示受け、実施など医師、看護師間のワークフローを支援するとともに、薬剤師や栄養管理士、理学療法士などの専門職種を加えたチーム医療を支えるシステムを構築する。
 O タスク管理機能や文書フォーマット、テンプレートによる入力誘導機能を用い、診療進捗に合わせ、医療者がストレスなく診療記録を作成可能なシステムを構築する。
 P 診療記録や各種レポート、医用画像を統合管理する機能、患者病歴や投薬内容、看護問題等をサマライズする機能を設けることで、患者状態を短時間で適切に把握できるシステムを構築する。
 Q 一度入力されたデータの再利用を徹底し、重複したデータ入力を排除する。また、過去に登録されたデータを集約・編集・表示することを可能とし、医療職の病歴把握を支援する。
 R 医科・歯科ともに、診療行為に対する適切な診療報酬請求業務(請求漏れ防止)を支援するためのシステムを構築する。
 S これまで不十分であった重症系病棟と一般病棟の電子カルテによる情報連携を充実させるシステムを構築する。
 T 基幹システムと部門システムとの基本情報の共有レベルを統一することで、統合システムとしてのメリットを助長するシステムを構築する。
 U 画像の閲覧について、各専門領域に適した多様な閲覧ビューアを用意し、それぞれの領域の最先端の医用画像処理技術やAIによる診断支援機能を活用できるようにする。
 V 診療記録より積極的に臨床データを収集し1次及び2次利用に効果的に活用できるシステムを導入する。本システムでは、診療支援、医療安全、病院経営、医学・医療研究(前向きの臨床研究、多施設共同研究、グローバル治験、バイオバンクを含む)、医学教育支援を効果的に支援可能とする。
 W システムの維持保守管理を安全・安心に、かつ、限られた管理者で効率的に運用できるシステムを構築する。
 X サーバ集約・仮想化・クラウドまたはハイブリッドを見据え、システム管理の容易性を追及する。
2 資料及びコメントの提供方法 上記1⑵の物品に関する一般的な参考資料及び同⑹の要求要件等に関するコメント並びに提供可能なライブラリーに関する資料等の提供を招請する。
 ⑴ 資料等の提供期限 令和5年2月22日17時00分(郵送の場合は必着のこと。)
 ⑵ 提出先 〒734―8553 広島市南区霞一丁目2番3号 広島大学霞地区運営支援部会計グループ主査(契約主担当) 新迫 洋一 電話082―257―5025
3 説明書の交付 本公表に基づき応募する供給者に対して導入説明書を交付する。
 ⑴ 交付期間 令和5年1月6日から令和5年2月22日まで。
 ⑵ 交付場所 上記2⑵に同じ。
4 説明会の開催 本公表に基づく導入説明会を開催する。
 ⑴ 開催日時 令和5年1月11日15時30分
 ⑵ 開催場所 広島大学病院臨床管理棟3F2会議室
5 その他 この導入計画の詳細は導入説明書による。なお、本公表内容は予定であり、変更することがあり得る。