群馬製粉株式会社
「グルテンフリー」の先にある需要を創る
フランス市場を起点に輸出売上3.5倍を実現
群馬県渋川市 ウェブサイト
- 輸出品目:
- 米粉、もち粉、米粉パフ、米粉麺、米粉マカロニ
- おもな輸出先:
- フランス、イタリア、ドイツ、台湾
中間原料メーカーならではの伴走支援で、欧州に日本産米粉の新たな価値を提案
サービスご利用の背景
群馬製粉株式会社は、和菓子向け米粉を中心とした製菓原料メーカーとして、長年にわたり高品質な米粉製品を提供してきた。
国内市場の成熟化が進む中、同社では将来的な成長を見据え、新たな事業の柱として輸出事業の強化に着手した。
当時、欧米では健康志向の高まりを背景にグルテンフリー市場が拡大しており、米粉への注目も高まりつつあった。同社はこれまで蓄積してきた洋菓子・製パン分野における米粉活用技術が海外市場でも活かせると考え、ジェトロの「輸出プロモーター事業」を活用し、本格的な市場開拓に乗り出した。
取組・支援
- フランス市場を起点に、高付加価値市場への浸透を推進
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同社は、製菓・製パン文化の中心地であるフランスを重点市場に設定した。
輸出プロモーター(専門家)の助言やネットワークを活用し、高品質な原料への理解が深く、付加価値提案を重視する現地有力卸売事業者との連携を開始。日本産米粉の特長や可能性について市場への浸透を図った。 - 技術提案を通じて現地ユーザーとの関係を構築
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しかし、中間原料である米粉を海外市場に定着させるためには、単なる商品紹介だけでは不十分だった。
そこで同社は、現地シェフやパティシエとの直接対話を重視し、製品の使い方や加工技術に関する情報提供を継続。試作や商品開発を通じた技術支援を行いながら、利用者のニーズを丁寧に把握していった。
市場調査を進める中で、欧州のグルテンフリー食品には「健康的だが味が物足りない」という評価が少なくないことを把握。同社は「健康に良いだけではなく、ちゃんとおいしい」をテーマに掲げ、小麦粉の代替としてだけでなく、新たな付加価値を生み出す食材として米粉を提案した。 - 和と洋を融合した新たな需要創出に挑戦
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さらに、欧州市場ではグルテンフリー需要に加え、日本食や和素材への関心が高まっていることにも着目。大福などの和菓子をはじめ、日本産玄米粉を活用した洋菓子・製パンレシピなど、和と洋を融合した新たな提案を積極的に展開した。
また、現地の卸売事業者と連携し、フランスでシェフやパティシエ向けの勉強会やワークショップを開催。実際に製品に触れながら学ぶ機会を提供するとともに、現地のプロフェッショナルによる自由な発想での商品開発も促し、日本産米粉の活用可能性を広げていった。
成果・展望
こうした地道な市場育成活動と輸出プロモーターによる伴走支援の結果、フランス向け米粉関連商品の輸出額は初年度比で5倍に増加した。
また、フランス市場で培った販路やノウハウは、イタリアやドイツなど周辺欧州市場への展開にもつながった。
支援終了後も輸出は順調に拡大を続けており、2025年の輸出売上は2020年比で約3.5倍となった。
同社では現在も、シェフやパティシエ向けワークショップを継続的に開催しながら、現場の声を商品開発や提案活動に反映している。
今後も、市場ニーズを起点とした商品提案と技術サポートを通じて、日本産米粉の新たな需要創出を進めるとともに、欧州をはじめとする海外市場での更なる販路拡大を目指している。
洋菓子用米粉「リ・ファリーヌ」
フランスでの展示会
フランスでの日本産米粉ワークショップ
ご利用いただいたジェトロのサービス
群馬製粉株式会社
群馬県渋川市
https://www.5783.jp/ ![]()
代表取締役:山口 博之
創業:昭和22年6月1日
事業内容:米穀粉その他穀粉類の製造販売並びに受託製造、きな粉・コーヒー粉末・和洋菓子材料の製造販売、主食用・加工品米穀の販売、米穀、米穀粉の輸出入
2026年9月





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