長崎で日本最大級の洋上風力イベント「Global Offshore Wind Summit - Japan 2026」開催

(日本)

イノベーション部エコシステム課

2026年11月04日

「Global Offshore Wind Summit - Japan 2026(GOWS-J 2026)」が2026年10月13日から15日にかけて、出島メッセ長崎(長崎市)で開催された。主催は日本風力発電協会(JWPA)およびGlobal Wind Energy Council(GWEC)。洋上風力発電分野における日本最大級の国際会議・展示会で、国内外の政府関係者、洋上風力事業者、金融機関、研究機関など計29カ国から1,041人が来場した。2026年度は特に、国際的な協業連携の重要性が主要テーマの1つとなった。

写真 Global Offshore Wind Summit - Japan 2026(ジェトロ撮影)

Global Offshore Wind Summit - Japan 2026(ジェトロ撮影)

会期中は、洋上風力政策、港湾整備、サプライチェーン構築などをテーマとした基調講演やパネルディスカッションが行われたほか、前年度の23社・団体を大きく上回る32社・団体がブースを出展した。経済産業省資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部新エネルギー課風力事業推進室長の福岡功慶氏は基調講演で、制度改革や案件形成が少しずつ進んでいると述べた。その上で、特に浮体式洋上風力については、日本単独ではなくアジア太平洋地域との連携を前提とした産業戦略の重要性や、日本が欧州とアジアをつなぐハブとなることに期待を示した。

また、今回のGOWSでは、欧州および東アジア地域との産業連携強化が一層重視された。会期中には、欧州や韓国を中心とした外国企業と日本企業の交流のための「Regional Forum & Networking」も初開催された。

洋上風力発電は、日本政府が2026年7月21日に閣議決定した「骨太の方針」PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)や「日本成長戦略」PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)に明記され、GXの推進やエネルギー安全保障の強化を担う重要産業として期待されている。同時に閣議決定された「地域未来戦略」PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)でも、洋上風力を重点産業分野の1つに位置付け、北海道、東北、九州地域における産業クラスター形成やサプライチェーン構築、人材育成を推進するとしている。また、洋上風力の産業競争力強化に向けた官民協議会が2025年8月8日に公表した「洋上風力産業ビジョン(第2次)」PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)では、2040年までに浮体式を含め3,000万~4,500万キロワットの案件形成を目指し、関連産業の競争力強化や国内サプライチェーンの構築を進める計画だ。外資の参入も含め、日本国内各地での今後の新たな案件形成の動きに注目が高まっている。

次回のGlobal Offshore Wind Summitは2027年9月9~10日、横浜で開催される予定だ。

(平松耕介)

(日本)

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