ジェトロが大阪で農水産物・食品分野の商社商談会を開催

(日本)

大阪本部海外ビジネス推進課

2026年11月04日

ジェトロは10月7~8日、海外販路拡大を目指す農水産物・食品の事業者と国内輸出商社との商談会を大阪で開催した。商談会には、138の事業者と、輸出商社16社が参加し、事前マッチングにより、256件の商談が実施された。2026年度に開始された「日本の食輸出1万者支援プログラム」の後押しもあり、輸出に初めて挑戦する意欲的な事業者も参加し、多彩な商材を対象に活発な商談が展開された。商談会は、事業者と有望な商社との商談機会を提供するビジネスマッチングの場として機能したほか、輸出初心者にとっては海外市場のニーズや輸出実務を学ぶ実践的な機会ともなった。

輸出に初めて挑戦

上勝開拓団(本社:徳島県)は、どぶろくやユズを使ったリキュールを提案した。商談相手の輸出商社A社は、ユズを使ったリキュールに関心を示した上で、飲食店向けの販路開拓といったアイデアを示した。具体的には、バイヤー向けミニボトルのサンプルや英語併記ポスターなどの販促ツールを国内で導入し、その反応を踏まえ、海外展開に向けて改良を重ねるプロセスが提示された。

写真 商品を示しながら輸出商社と意見を交わす様子(ジェトロ撮影)

商品を示しながら輸出商社と意見を交わす様子(ジェトロ撮影)

遠藤青汁高知センター(本社:高知県)は、冷凍青汁3商品を提案した。同社は、青汁の良さを広く知ってもらい、海外の人々の健康に貢献したいとの思いから、海外展開に取り組んでいる。商談では、各商品を実際に試飲してもらい、同社がこだわる「生」青汁ならではの新鮮さを体感してもらうことで、他社商品との違いを説明した。当初、商談相手の輸出商社B社は取り扱いやすい粉末青汁に関心を示していたところ、遠藤青汁高知センターはB社に冷凍青汁の試飲を提供し、粉末タイプとの違いを説明した。また、同商品を海外で販売する際のネーミングの重要性について意見交換が行われ、海外の消費者に商品の特徴が伝わりやすい表現や、「生」だからこそ味わえる、ケール本来の素材感をアピールしたネーミング案が示された。

写真 試飲を交えて冷凍青汁の特徴を説明する商談の様子(ジェトロ撮影)

試飲を交えて冷凍青汁の特徴を説明する商談の様子(ジェトロ撮影)

ウェディングエルティ(本社:福島県)は、グルテンフリーの冷凍マカロンを提案した。国内では約120カ所の自動販売機で販売しており、冷凍で1年保存できる点を強みとする。輸出実績はないものの、商談では香港の自販機販路に強みを持つバイヤーとの連携可能性が示され、現地での販売に向けた前向きな協議が進んだ。

写真 試食を交えた商談の様子(ジェトロ撮影)

試食を交えた商談の様子(ジェトロ撮影)

(高村美幸、清水彩、寺田俊作)

(日本)

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