中国人型ロボットのUBTECH、UAEのラスアルハイマ首長国政府と連携、湾岸地域で事業を展開

(中国、アラブ首長国連邦)

広州発

2026年11月06日

中国の人型ロボットメーカー、優必選科技(UBTECH)は10月20日、アラブ首長国連邦(UAE)のラスアルハイマ首長国(Ras Al Khaimah:RAK)政府国際関係室と戦略的協力に関する覚書(MOU)を締結したと、同社の「WeChat(微信)」公式アカウントで発表した。両者は包括的な協力枠組みを構築し、人型ロボットの先端技術開発、実証試験、システム導入を推進するとともに、湾岸地域に適した人型ロボット先端技術の開発・実用化を進める。

協力計画によると、UBTECHはラスアルハイマ首長国に人型ロボットを導入し、専門のエンジニアチームを派遣して実証プロジェクトを実施する。日常業務や厳しい環境下で自動化ソリューションの性能を検証し、重要な実測データを蓄積することで、同首長国のハイテク分野における研究開発能力の向上と、UAEのロボット産業エコシステムの構築を支援する。

第1段階では、産業用自動組み立て、公共サービス、人工知能(AI)を活用した高齢者介護、文化・観光サービスなどを対象に、複雑な場面における人型ロボットの実用性を検証する。ラスアルハイマ首長国側は、実証実験向けのサンドボックス環境と先進的な規制枠組みを提供し、研究機関と産業界の連携を促進する。UBTECHは、ロボットプラットフォーム、技術インフラ、研究開発能力を活用し、プロジェクトの実施を進める。

両者は同首長国を湾岸地域の実証拠点と位置付け、UAEと湾岸地域における人型ロボットシステムの実用性を検証する。高温、強い日射、砂じんなど、地域特有の環境条件を活用し、ロボットの長期耐久試験を行う計画だ。ラスアルハイマ首長事務所の大中華圏担当顧問は今回の協力について、同首長国が知識集約型経済へ転換する上で重要な一歩になるとの見方を示した。

(黄子珊)

(中国、アラブ首長国連邦)

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