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東カリマンタン、新首都ヌサンタラの需要見据え投資誘致
(インドネシア)
ジャカルタ発
2026年11月02日
インドネシア銀行(BI)東カリマンタン事務所と東カリマンタン州政府は10月21日、州都のサマリンダで「マハカム投資フォーラム2026」を開催した。ルディ・マスウド州知事は、鉱業・採石業が2026年第2四半期(4~6月)の州域内総生産(GRDP)の約34.49%を占めると述べ、採掘中心の経済から、下流化やブルーエコノミー、グリーンエコノミーへの転換を目指す方針を示した。また、農業、加工・下流化、サービス分野の投資誘致に取り組むとした。
ルディ州知事は投資家向けの優遇措置として、特別経済区(KEK)や工業団地の用地賃料の減免などを検討しているとした。スリ・ワヒュニ州官房長は、中央政府がタックス・ホリデーなどを付与する場合、州政府としても自動車税、自動車名義変更税、地表水税の減免を行うとした。
同州内に位置する新首都ヌサンタラ(IKN)の開発に伴う投資メリットも強調した。ジャジャン・ヘルマワンBI東カリマンタン事務所代表は、IKNの存在が商業、物流、宿泊などサービス分野の投資機会を後押しすると指摘した。スリ州官房長は、IKNが周辺地域との連結を必要とすることから、同州の新たな市場、持続的な投資の場としての位置付けが強まるとの見方を示した。さらに、州内には空港3カ所(サマリンダ、バリクパパン、ベラウ)や、パララン(サマリンダ)とカリアンガウ(バリクパパン)の海港インフラも整備されている。ルディ州知事はバリクパパンを「インドネシアのシンガポール」と表現し、日量36万バレルの製油所を持ち、IKNにも近いバリクパパン湾地域の投資先としての魅力を強調した。BIは第1四半期について、IKN第2期の整備などを背景に建設業が成長を下支えしたと分析した。第2四半期の成長率は前年同期比3.35%と、第1四半期の2.99%を上回った。
フォーラムでは、提案準備の整った投資案件(IPRO)11件が示された(注)。このうち、IKNに近い北プナジャム・パスール県の肉牛一貫生産やホテル・リゾート、バリクパパン市の水処理事業などは、IKN整備に伴う需要を見込んだ案件として紹介された。
ルディ州知事の講演の様子(ジェトロ撮影)
(注)主な案件は、北プナジャム・パスール県(肉牛一貫生産、ホテル・リゾート)、東クタイ県(パーム油派生品、カカオ、ゴム下流化)、西クタイ県(クラムラバー工場)、ボンタン市(硝酸塩系肥料工場)、バリクパパン市(コンテナデポ、水処理)。
(大滝泰史、山田研司)
(インドネシア)
ビジネス短信 5cf08e9a9538de08





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