ビジネス短信は70カ所を超えるジェトロ海外事務所の駐在員から送られる国際ビジネス関連ニュースです。
過去記事一覧
ジェトロ・メンバーズ向け
その他コンテンツ
国・地域別記事一覧
テーマ別記事一覧
産業別記事一覧
四川省、重慶市、成都市が第3四半期の経済指標を発表
(中国)
成都発
2026年11月05日
中国の四川省統計局と重慶市統計局は10月20日、成都市統計局は26日に、それぞれ2026年1~9月の主要経済指標を発表した。
四川省の域内総生産(GRP)は前年同期比4.9%増の5兆2,121億4,500万元(約125兆915億円、1元=約24円)となり、GRP成長率は中国全体の実質GDP成長率(4.6%、2026年10月28日記事参照)を0.3ポイント上回った。四川省のうち、成都市のGRPは5.0%増の1兆9,421億9,000万元となり、成長率は中国全体を0.4ポイント上回った。一方、重慶市のGRPは4.3%増の2兆5,711億5,100万元となり、成長率は中国全体を0.3ポイント下回った。
主要経済指標をみると、一定規模以上の企業(注1)による工業生産増加額(付加価値ベース)は、四川省が前年同期比6.7%増、成都市が6.4%増、重慶市が3.5%増となった。主要製品の生産量でみると、四川省では、リチウム電池が94.7%増と特に高い伸びを示した。重慶市では、オートバイが51.9%増、リチウム電池が41.6%増、集積回路が17.2%増、液晶ディスプレーが12.3%増だった。
社会消費品小売総額は、四川省が前年同期比1.6%増、成都市が0.6%増、重慶市が3.1%増だった。内訳をみると、重慶市では、飲食業収入は1.4%増の1,480億5,300万元、商品小売額は3.3%増の1兆1,400億元となった。
固定資産投資(注2)をみると、四川省は前年同期比2.6%減、重慶市は0.6%減となり、冷え込みが続いている一方、成都市の固定資産投資は0.1%増とプラスに転じた。内訳をみると、四川省では、不動産開発投資が7.5%減、交通運輸関連投資が7.8%減となったのに対して、工業投資が7.9%増と堅調だった。重慶市では、インフラ投資が0.1%減、不動産開発投資が14.4%減となった。
四川省統計局の楊治剛副局長は記者会見で、「複雑で変化の多い国際情勢や供給と需要とのバランスが崩れている中で、2026年第3四半期の同省経済の動きは、全般的に安定を保ちながらも上向きに推移しており、産業構造が持続的に最適化されている」と述べ、今後に向けて内部需要の拡大とともに供給・需要を最適化させ、経済の持続的かつ安定的な促進に力を注ぐとした。
(注1)年間の主な業務の売上高が2,000万元以上の工業企業。
(注2)農家による投資は含まない。
(王植一)
(中国)
ビジネス短信 2f17d535140f6ce9





閉じる