9月のCPI上昇率は前年同月比6.8%、インフレ圧力が徐々に高まる

(ケニア)

ナイロビ発

2026年10月15日

ケニア国家統計局(KNBS)は9月30日、2026年9月の消費者物価指数(CPI)上昇率が前年同月比6.8%だったと発表PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)した。主な項目別に上昇率をみると、食料・非アルコール飲料(9.5%)、交通(15.6%)、住宅・水道・電気・ガス(3.2%)だった。じわじわと物価上昇が加速し、ケニア中央銀行(CBK)の定めるターゲットレンジの上限(7.5%)に近づきつつある。

ケニアのスタンビック銀行は10月5日、2026年9月の購買担当者景気指数(PMI)を51.3と発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。前月の49.7から上昇し、4カ月連続で増加した新規受注を背景に、景況感は再び拡大圏へ回復した。一方で、燃料費や輸送費、農業投入財価格の上昇に加え、資材不足などの供給制約が続いており、生産は7カ月連続で縮小した。企業はコスト上昇分の価格転嫁を進めているほか、雇用や調達活動、在庫は増加しており、先行き期待は引き続き高いものの、インフレ圧力や供給不足が景気回復の重荷となっている。

CBKの金融政策委員会(MPC)は10月7日、政策金利を8.75%に据え置くことを決定外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。CPI上昇率がターゲットレンジ内であることことに加えて、為替レートも安定的である一方で、引き続き国際的な原油価格の動向やそれが物価にもたらす影響を注視していく必要があるとしている。

(佐藤丈治)

(ケニア)

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