ルビオ米国務長官がウズベキスタンを訪問、技術・重要鉱物分野などで協力強化

(ウズベキスタン、米国)

タシケント発

2026年10月30日

米国のマルコ・ルビオ国務長官は10月19日、初めてウズベキスタンを訪問した。今回の訪問を通じて、両国間の重要鉱物、技術移転、金融およびイノベーション産業分野における協力が進展した。

「中央アジア+米国(C5+1)」外相会合および米国・ウズベキスタン・ビジネス投資評議会が19日にタシケントで開催された。同評議会において、ルビオ国務長官は、中央アジア地域およびウズベキスタンが米国にとって重要なパートナーであると強調した。また、協力機会を模索するため、200人を超える米国企業の代表者がウズベキスタンを訪問したことに言及した。

これに対し、同評議会に出席したウズベキスタンのシャフカト・ミルジヨエフ大統領は、ウズベキスタンと米国との関係が2国間協力の歴史上、最も高い水準に達していると述べ、今後は両国間の経済関係をさらに拡大していく必要があるとの認識を示した。

ルビオ国務長官によれば、米国・ウズベキスタン・ビジネス投資評議会の活動は、「インフラ開発および中央アジア地域の世界経済への統合促進」「重要鉱物資源分野での協力強化」および「航空宇宙産業や人工知能(AI)などの新興産業の発展」の3つの目標に重点を置いている。

ウズベキスタン投資産業貿易省の発表によれば、ルビオ国務長官の訪問に伴う経済プログラムの一環として、総額120億ドルに上る54件の協定が締結された。ウズベキスタン政府の発表や現地報道によると、2国間で締結された主要な協定や合意は次のとおり。

〇重要鉱物分野

  • 米鉱物商社トラクシスとウズベキスタン鉱業・地質省の協力拡大に関する協定。
  • 米重要鉱物開発企業アメリカン・リソーシズ、その出資会社である米資源精製企業リエレメント・テクノロジーズ、ウズベキスタン技術金属コンビナート(TMK)、およびウズベキスタン復興開発基金の4者によるタングステン精製などに関する協力推進の合意。
  • ウズベキスタン鉱業・地質省と米国のコロラド鉱山大学との共同研究プロジェクト実施に関する協定。

〇運輸・機材供給分野

  • GEアエロスペースとウズベキスタン航空による新型航空機への米国製エンジン供給に関する合意。

そのほか、鉄道車両メーカーのワブテックの代表者が19日にミルジヨエフ大統領と会談し、ウズベキスタンにおける機関車の更新・拡充、保守サービス拠点の設置について協議した。投資産業貿易省の発表(10月19日)によると、資産運用フランクリン・テンプルトン、証券会社オッペンハイマー、金融シティグループ、投資会社ブラックロックと、ウズベキスタン企業の国際資本市場へのアクセス拡大や、米国の機関投資家誘致などの協力について合意した。

先端技術分野での協力も大きく前進した。グーグルクラウドの代表者は、決済サービス「グーグルペイ」が近くウズベキスタンでサービスを開始することを発表した。9月には国営通信事業者ウズテレコムが米衛星通信サービス「アマゾンレオ」と、同社の衛星通信サービスに関する正規代理店となることで合意した。ウズベキスタン国内の遠隔地やアクセスが困難な地域でも高速インターネットサービスを提供できるようになる。

(ウラジミル・スタノフォフ)

(ウズベキスタン、米国)

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