味の素、ウズベキスタンで「うま味」PRイベント開催

(ウズベキスタン、日本)

タシケント発

2026年10月30日

味の素は10月15日、ウズベキスタンの首都タシケントで、うま味調味料のPRイベント「ウズベキスタンうま味月間」の開会式を開催した。同社はまずオンサイトでのワークショップなどのイベントを3日間開催し、その後数カ月にわたり外食業界関係者を主なターゲットとした味の素製品のテストマーケティングを実施する。同社はイベントを通じてウズベキスタン市場の参入可否を検討する。

開会式では、平田健治駐ウズベキスタン日本大使、ウズベキスタン保健省傘下の衛生疫学福祉・公衆衛生委員会のヌルマト・アタベコフ第1副委員長をはじめ、大学関係者や食品業界関係者らが登壇した。

平田大使は、うま味調味料が国際的な食品安全評価を受けていることやその減塩効果に言及した上で、日本とウズベキスタンの食文化交流のさらなる深化に期待を寄せた。アタベコフ第1副委員長は、ウズベキスタンで食塩摂取量の多さが健康上の課題になっていると指摘し、うま味調味料の活用がウズベキスタン国民の食習慣改善につながるとの見方を示した。

写真 タシケント国立東洋学大学のノディル・カリモフ国際協力担当副学長(写真中央)、平田大使(副学長右隣)および登壇者・来賓の集合写真(味の素提供)

タシケント国立東洋学大学のノディル・カリモフ国際協力担当副学長(写真中央)、平田大使(副学長右隣)および登壇者・来賓の集合写真(味の素提供)

開会式にはタシケント国立東洋学大学で日本事情や日本語を学ぶ学生が多数参加した。会場では、「うま味」という言葉を初めて聞いたという学生の声も聞かれた。また、ウズベキスタンの伝統的な米料理であるプロフなどにも、うま味の要素が含まれているとの説明には参加者が驚きの反応を示していた。

開会式に先立つ10月14日には、ウズベキスタンのシェフ向けにワークショップが開催された。ワークショップでは、プロフやショルバ(スープ)、シャシリク(串焼き)などウズベキスタンの伝統料理を用い、うま味調味料「味の素」を使用したものと使用していないものの食べ比べを実施した。同社の担当者によると、参加したシェフからは「ショルバでは野菜や肉の味が引き立つ」「シャシリクでは羊肉特有の臭みが和らぐ」といった評価が寄せられたという。

味の素はテストマーケティングを通じて市場性を見極めた上で、同国市場における今後の展開を検討する方針だ。

(土方眞佑子)

(ウズベキスタン、日本)

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