米テキサス州の連邦上院選世論調査で民主党タラリコ氏やや優位、共和党は資金投入に注力

(米国)

調査部米州課

2026年10月05日

米国の「ニューヨーク・タイムズ」紙とニューヨーク州のシエナ大学は10月3日、テキサス州連邦上院選挙に関する世論調査結果(注1)を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。同州連邦上院選挙の投票を想定した設問では、民主党候補のジェームズ・タラリコ州下院議員の支持率が51%と、共和党のケン・パクストン州司法長官(45%)を6ポイント上回った。

タラリコ氏の好感度(「非常に好感度が高い」あるいは「いくらか好感度が高い」)は46%と、パクストン氏(39%)を上回り、一方、パクストン氏の「非常に好感度が低い」は43%とタラリコ氏(30%)を上回る。

テキサス州の連邦上院議席は共和党が保有し、同党が上院で多数派を維持するためには守るべき議席だ。

ソフトウエア企業アドインパクトによれば、共和党は9月以降パクストン氏の選挙広告費を急増し資金投入に注力している。9月末までの累計で民主党タラリコ氏の6,600万ドルに対し、パクストン氏は1億4,500万ドルに達した。2026年9月に全米で各党が中間選挙に費やした放送広告費は、総額で9億9,400万ドルとなり、うち共和党が60%を占め、民主党(40%)を大きく上回った。

USAトゥデイは、パクストン氏が忠実なトランプ支持者という印象を和らげるため、議論の的となっているデータセンターに関する調査を行ったり、過去の健康上の苦労について語ったりして、イメージの軟化を図っている、と報じている(USAトゥデイ10月4日)。

メーン州の連邦上院選世論調査は接戦

CBSニュースが9~10月に実施した世論調査外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(注2)によれば、メーン州の連邦上院選挙を想定した問いでは、民主党候補のトロイ・ジャクソン元州上院議員と共和党候補の現職スーザン・コリンズ上院議員の支持率がともに同率の50%だった。

同調査は、コリンズ氏が、国政よりも州の課題を重視して投票すると答える層にも支えられていることが接戦維持の背景にあると分析している。(トランプ氏の支持率が低下し、)「現職(コリンズ氏)に逆風が吹く」年回りではあるものの、長い在任期間が必ずしもコリンズ氏にとって不利に働いているわけではない。過去に何度も同氏に投票したことがある有権者の間では、同氏が特に高い支持を集めているという。

一方、ジャクソン氏については、コリンズ氏がドナルド・トランプ大統領に同調しすぎていると考える人々や、関税に反対する有権者、民主党に上院の主導権を握らせたいと考える人々、そして経験よりも変化を優先する人々が支持基盤になっているとしている。

(注1)実施時期は2026年9月21~30日。対象者はテキサス州の有権者615人。

(注2)実施時期は2026年9月23日~10月1日。対象者はメーン州の登録有権者1,144人。

(松岡智恵子)

(米国)

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