オランダの「CAMERA JAPAN Festival」、映画を入り口に日本文化へ広がり

(オランダ、日本)

アムステルダム発

2026年10月26日

CAMERA JAPAN Festivalは、オランダの非営利文化団体であるタマゴ財団(Stichting Tamago)が、日本映画を中心とした文化イベントとして2006年から開催しており、現在ではベネルクス地域を代表する日本文化フェスティバルの1つとなっている。

2026年は9月23日から27日にロッテルダム、10月1日から4日にアムステルダムで開催され、50本以上の映画上映に加え、ワークショップ、日本食マーケットなど多彩な催しが実施された。

写真 アムステルダム会場の様子(ジェトロ撮影)

アムステルダム会場の様子(ジェトロ撮影)

同イベントは、映画祭の枠を超え、日本の食、工芸、デザイン、ライフスタイルなど幅広い文化を発信する場として発展している。ロッテルダム会場では、マーケット出店者数も2025年の20店超から2026年は30店超と増えており、アムステルダム会場での催しとともに、映画を入り口として日本文化への理解を深めるだけでなく、日本食や伝統工芸品などを実際に体験・購入できる機会の場として、日本文化への関心を商品やサービスへの関心につなげる役割も果たしている。

写真 アムステルダム会場地下の日本食売り場の様子(ジェトロ撮影)

アムステルダム会場地下の日本食売り場の様子(ジェトロ撮影)

来場者は映画ファンに限らず、日本食、デザイン、伝統工芸、日本のライフスタイルなどに関心を持つ層も多く、日本文化への関心の広がりがうかがえた。

日本文化イベントは文化交流の場にとどまらず、日本企業や地域が欧州市場の消費者との接点を形成する場としても機能していることが確認できた。特に、日本文化に高い関心を持つ層に対し、日本食や工芸品などの魅力を直接訴求できることから、日本企業の欧州市場展開における有効なプロモーション機会の1つになり得る。

(齋藤愛友)

(オランダ、日本)

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