日本コロムビア「J-DIGS」、ロンドンでポップアップ開催、音楽ファンとの接点を広げる

(英国、日本)

ロンドン発

2026年10月23日

日本コロムビアが展開する日本の音楽プロジェクト「J-DIGS」は8月6~9日、ロンドン東部のセレクトショップ「GOODHOOD」で、英国初となるポップアップイベントを開催した。日本の音楽をきっかけにファンが集まる機会を捉え、レコードや関連グッズなどの物販にもつなげる試みとなった。

同ポップアップは、8月7日にロンドン南部のクリスタル・パレス・ボウルで開催された「City Pop Waves」に合わせて実施された。英国初となる日本の音楽に焦点を当てた野外フェスティバルで、多くのファンが来場した。同公演ではギタリスト高中正義氏がヘッドライナーを務めた。

ポップアップ会場では、日本コロムビアのカタログから再発売されたアナログレコードのほか、シティポップやジャパニーズジャズのレコードなどを販売した。オープニングイベントでは、日本の楽曲を中心としたDJセットが行われ、音楽ファンやレコード収集家などが集う交流の場となった。

写真 会場の様子(日本コロムビア提供)

会場の様子(日本コロムビア提供)

会場にはビームスの海外プロジェクト「SHOTENGAI」、レコードショップのフェイスレコード(Face Records)、白鶴酒造なども参画し、ポップアップでは4日間にわたり、音楽を起点にレコードやアパレルなど関連商品を一体的に紹介した。オープニングイベントでは白鶴酒造の日本酒が提供され、音楽を入り口として、日本の飲料を含む多様な分野の商品を英国の消費者に紹介し接点を広げる機会にもなった。

J-DIGSは、日本の音楽作品や関連する商品、コラボレーションなどを通じて日本の音楽文化を発信するプロジェクトだ。プロジェクトリーダーである大木貴之氏は今回のポップアップの背景として、「シティポップやジャパニーズジャズ、レコードを巡って世界的なコミュニティーが形成されている」ことを説明し、日本の音楽公演と同時期にこうしたイベントを開催することで、英国の音楽ファンに関連商品を紹介する機会になったとしている。

ストリーミングサービスを通じて海外の音楽に触れる機会が広がる一方、英国では若年層を中心にレコードなどフィジカル音源への関心もみられる。日本の音楽コンテンツを起点に、ライブ、物販、ファッション、小売りに加え、食品・飲料など周辺分野との接点を組み合わせ、現地のファンとの継続的な関係をどう形成するかが、海外展開の1つの方向性として注目される。

(小林慶)

(英国、日本)

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