ホーチミン市環状4号線、タイニン省との間で建設が始動

(ベトナム)

ホーチミン発

2026年10月27日

ベトナムのタイニン省人民委員会は10月15日、ホーチミン市環状4号線のうち、タイニン省タイカイ運河からホーチミン市内のヒエップフオック港までの区間の起工式を開催した(政府電子新聞10月15日、添付資料図参照)。同区間は全長78.3キロで、投資総額は4兆3,298億ドン(約264億円、1ドン=約0.0061円)。第1期では4車線、設計速度100キロの高速道路として整備し、2029年の完成を予定している。将来的には本線を8車線に拡張する計画だ(VNエクスプレス10月15日)。

起工式であいさつしたタイニン省人民委員会のレ・バン・ハン委員長は、同区間の完成により、同省の貨物輸送の利便性が向上し、工業団地や生産拠点、カンボジアとの国境ゲート周辺から港湾や空港へのアクセスが円滑になると述べた。また、ホーチミン市中心部の交通渋滞の緩和や南部地域の経済発展に寄与するとの見方を示した(タインニエン新聞10月15日)。

ホーチミン市環状4号線建設プロジェクトの着工状況

ホーチミン市環状4号線プロジェクトは全長207キロ(注)で2011年に計画が承認された。ホーチミン市、ドンナイ市、タイニン省の3つの省・市を通過し、東南部地域とメコンデルタ、中部高原地域を結ぶ重要な交通インフラ事業の1つに位置付けられている。計画承認から約14年を経た2025年以降、各区間の着工や事業の準備が順次進められている。各区間の着工状況は次のとおり。

  • ホーチミン市(旧ビンズオン省)を通過する全長47.8キロの区間:2025年6月18日に着工され、2027年の完成を予定している。
  • ホーチミン市を通過する全長18.25キロ、および16.7キロの区間:2026年8月29日に着工され、2029年の完成を予定している。
  • ドンナイ市を通過する全長46キロの区間:2026年9月30日に着工され、2029年の完成を予定している。

(注)環状4号線では、旧ビンズオン省区間(約48キロ)は、2025年6月27日付のビンズオン省人民評議会決議(09/NQ-HĐND)に基づく別事業として実施されている。残る159.31キロ区間は、2025年6月27日付の国会決議(220/2025/QH15)で投資方針が承認され、2025年9月25日付の政府決議(297/NQ-CP)に基づき実施している。

(ティエン・グエン)

(ベトナム)

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