ジェトロ、チリ最大の食品専門見本市に出展、カフェ人気を背景に抹茶への関心高まる

(チリ)

サンティアゴ発

2026年10月08日

チリ最大の食品専門見本市「エスパシオ・フード&サービス2026」が9月29日~10月1日、首都サンティアゴのエスパシオ・リエスコで開催された。第14回となる今回は、4万平方メートルを超える会場に28カ国から850を超える出展者が参加した。主催者によると、3日間の来場者数は5万817人に達し、過去最高を記録した。同見本市は、チリを代表する食品業界イベントであるとともに、中南米における有力な食品専門見本市として存在感を高めている。

会場には原材料生産者、食品メーカー、流通事業者、レストラン関係者、著名シェフ、食品関連テクノロジー企業などが集結した。今回はフランスが招待国として参加し、チーズやガストロノミー関連製品、業務用ソリューションなどを紹介したほか、韓国は自国の景観映像を映し出した大型ディスプレーや高い人気を誇るK-POPを題材とするフォトスポットを設けるなど、文化コンテンツを取り入れた展示により、多くの来場者の関心を集めた。米国、中国、ブラジル、アルゼンチン、インドネシア、マレーシア、グアテマラ、ポーランドなどもパビリオンを設け、試食提供や調理実演を通じた自国食品のPRを行った。

ジェトロは、チリ市場への販路拡大を目指す日本企業15社によるジャパンブースを出展し、茶類や調味料、加工食品などの商品サンプルを紹介した。商品の中ではカフェ人気を背景に抹茶への関心が特に高く、カフェやレストラン関係者を中心に、品質面での優位性への評価や、健康志向の高まりを背景とした健康食品・飲料分野での活用に関する引き合いが多く寄せられた。また、ビーガンマヨネーズ、ごまドレッシング、食べるラー油、ゆず関連商品などにも関心が集まった。

ジャパンブースとは別に、キッコーマンのグループ企業JFCやニッスイの現地法人サルモネス・アンタルティカといった日系企業に加え、日本酒や日本食の輸入卸を手掛けるアロスル(Halosur)も単独出展し、日本食品の魅力を訴求した。各ブースには来場者が多く訪れ、日本食品への関心の高さがうかがわれた。

写真 (左)ジャパンブースの様子、(右)来場者の関心を集めた抹茶の展示(ともにジェトロ撮影)

(左)ジャパンブースの様子、(右)来場者の関心を集めた抹茶の展示(ともにジェトロ撮影)

写真 文化コンテンツを取り入れた韓国パビリオン(ジェトロ撮影)

文化コンテンツを取り入れた韓国パビリオン(ジェトロ撮影)

(橋爪優太)

(チリ)

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