ジェトロ、米国ライフスタイル市場への販路開拓をテーマにウェビナー開催

(米国、日本)

ニューヨーク発

2026年10月13日

ジェトロは10月6日、「米国マーケットエントリー支援プログラム育成講座 第1回ウェビナー」を開催した。本講座は全3回シリーズで、米国ライフスタイル市場への理解を深めるとともに、ライフスタイル商品分野のBtoBオンライン卸売りプラットフォーム「Faire.com」を活用した米国市場での販路開拓の手法を紹介する。講師は、米国・ニューヨークにオフィスを構え、15年以上にわたり日本企業や日本商品の米国市場進出を支援している Artis New Yorkの松浦恵子氏と高松延三子氏が務めた。

第1回ウェビナーでは、「米国市場理解・Faire.comの位置づけ」をテーマに、米国ライフスタイル市場の特徴や近年のバイヤー動向、Faire.comの概要について解説した。米国市場への販路開拓に関心を持つ日系企業など90人以上が参加した。

松浦氏は、米国では若い世代を中心に人種構成の多様化が進んでおり、ライフスタイル商品の主要な消費層であり、バイヤーの中心でもあるミレニアル世代(30~45歳)では、約半数が非白人となっていると説明した。こうした背景から、多様な文化的背景を持つバイヤーが、それぞれの顧客層を意識して仕入れを行っているという。そのため、日本企業にとっても、自社商品がどのような店舗のどの棚で販売されるのかを具体的に想定した上で、アプローチ先を選定し、商品ページの作り方を含めた見せ方を工夫する必要があると述べた。

また、米国の小売りバイヤーの間ではデジタルツールの活用が進んでおり、営業担当者との接触前にオンラインで情報収集や比較検討を行うことが一般的になっているという。商品情報や価格、納期などを事前に分かりやすく提示し、オンライン上で十分な情報提供を行うことの重要性が紹介された。

続いて高松氏によるFaire.comの解説では、小売店が後払い決済(Net60)、初回返品保証などを活用しながら、新規ブランドの商品を仕入れることができるほか、ブランド側にとっても、代金回収をFaireが担うため未回収リスクを抑えられることや、受発注管理やマーケティング・プロモーションを効率的に行えることなどが特徴だと説明した。

ウェビナー参加者からは、「米国市場のバイヤー層の変化や消費者の多様化について理解が深まった」「Faire.comの仕組みがよく理解でき、米国市場への販路開拓の具体的なイメージを持つことができた」などの声が寄せられた。

本ウェビナーのアーカイブ動画はウェビナー「第1回米国マーケットエントリー支援プログラム育成講座」を参照。

(岩渕華奈、井原紗奈、安藤香吏)

(米国、日本)

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