韓国、1~9月の輸出額は8,147億ドル、半導体は前年同期比で約3倍

(韓国)

調査部中国北アジア課

2026年10月21日

韓国の関税庁は10月15日、9月の輸出入統計(確定値)を発表した。1~9月の輸出額は前年同期比56.8%増の8,147億2,400万ドル、輸入額は19.7%増の5,622億9,300万ドルだった。貿易収支は2,524億3,100万ドルの黒字で、黒字幅は前年同期から2,026億1,100万ドル拡大した。輸出額は、2025年の年間実績である7,093億ドルを上回り、9月までで年間輸出額の過去最高を更新した。

1~9月の輸出額を品目別にみると、半導体が前年同期比約2.8倍の3,416億8,600万ドルとなり、輸出全体の41.9%を占めた。コンピュータや無線通信機器を含む情報通信機器は約2.2倍の637億4,300万ドル、石油製品は46.2%増の504億6,400万ドル、船舶は14.9%増の242億9,300万ドルだった。一方、乗用車は4.6%減、自動車部品は7.4%減となった(添付資料表1参照)。

輸出先別では、中国向けが前年同期比82.0%増の1,714億5,900万ドル、米国向けが66.0%増の1,518億1,900万ドル、東南アジア向けが81.5%増の2,694億5,200万ドルだった。日本向けは15.4%増の246億1,200万ドルとなった(添付資料表2参照)。

9月単月の輸出額は前年同月比83.7%増の1,210億5,000万ドルで、初めて1,200億ドルを突破し、16カ月連続で増加した。半導体輸出も過去最高の605億300万ドルとなり、初めて600億ドルを超えた。輸入額は26.0%増の710億7,800万ドル、貿易収支は過去最大の499億7,200万ドルの黒字だった。

産業通商部は10月1日、関税庁の発表に先立ち速報値に基づく9月の輸出入動向を発表した。同部の金正官(キム・ジョングァン)長官は、1~9月の輸出額が過去最高だった前年の年間実績を既に上回ったことを評価したほか、年間輸出額1兆ドルの達成が期待されるとした。一方、保護貿易主義の強まりや中東情勢をリスクとして挙げ、主要国の輸出規制の点検や予期しない対外的な変化への先制的な対応を通じ、輸出の増加基調を維持する方針を示した。

(向野文乃)

(韓国)

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