米テキサス州知事選挙は共和党候補がわずかに優位、ジョージア州知事選挙は接戦、世論調査

(米国)

調査部米州課

2026年10月22日

米国テキサス州のヒューストン大学は10月19日、11月のテキサス州知事選挙などに関する世論調査結果(注1)を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。同州知事選挙を想定した問いでは、共和党候補の現職グレッグ・アボット氏の支持率が49%と民主党候補のジーナ・ヒノホサ州下院議員(46%)を3ポイント上回った。未定は3%だった。

人種別では、ヒノホサ氏が黒人回答者の85%の支持を得たが、アボット氏は11%にとどまった。ラテン系はヒノホサ氏(51%)がアボット氏(42%)を上回る。居住地別では、都市部においてヒノホサ氏(57%)がアボット氏(39%)を大きく上回るが、郊外ではアボット氏(51%)がヒノホサ氏(43%)を上回る。

両候補は公教育の取り組みで対立しており、アボット氏は、教育貯蓄口座制度(注2)を推進してきたが、ヒノホサ氏は同制度の廃止と公立学校への支援強化を主張する(KSAT10月19日)。

ヒノホサ氏の顧問らは、ラテン系有権者とテキサス州の公教育の現状に不満を抱く郊外の女性や保守的な有権者層の支持が同氏の勝利のカギになるとみているという(テキサス・トリビューン10月16日)。

調査会社カンタス・インサイツの10月に実施した世論調査外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(注3)によれば、ジョージア州知事選挙を想定した問いでは、ドナルド・トランプ大統領が支持する共和党候補のリック・ジャクソン氏(実業家)の支持が48.2%、民主党候補のキーシャ・ランス・ボトムズ氏(前アトランタ市長)が46.6%と接戦になっている。未定は4.5%だった。

性別では、女性でボトムズ氏の支持(50%)はジャクソン氏(44%)を上回り、男性ではジャクソン氏(54%)がボトムズ氏(43%)を大きく上回る。

人種別では、ボトムズ氏が黒人の82%の支持を得たが、ジャクソン氏は8%にとどまった。居住地別では、都市部においてボトムズ氏(66%)がジャクソン氏(26%)を大きく上回るが、郊外ではジャクソン氏(49%)がボトムズ氏(46%)を上回る。

今回の調査結果から、ボトムズ氏は、民主党の主要な支持基盤を固めると同時に、郊外での支持を拡大する必要がある。一方、ジャクソン氏は、男性層および郊外の有権者における優位性を維持することが求められる。候補者間の差は2ポイント未満という状況下では、未定の有権者の動向のわずかな変化が結果を左右すると地元テレビ局WJCLが分析している(WJCL10月20日)。

(注1)実施時期は2026年10月10~14日。対象者はテキサス州の投票予定者2,000人。

(注2)対象となる家庭が公的資金を私立学校やホームスクーリングの費用に充てることを可能にする制度。

(注3)実施時期は2026年10月15~17日。対象者はジョージア州の投票予定者755人。

(松岡智恵子)

(米国)

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