2028年米大統領選の望ましい候補、民主党支持層でハリス氏、共和党支持層はバンス氏が首位、世論調査
(米国)
調査部米州課
2026年10月01日
米国のハーバード大学米国政治研究センターとハリス・インサイト・アンド・アナリティクスは9月29日、2028年大統領選挙などに関する世論調査結果(注1)を発表
した。大統領選挙の民主党候補になってほしい人物として、民主党支持層ではカマラ・ハリス前副大統領の支持率が38%で首位に立った。ギャビン・ニューサム・カリフォルニア州知事(17%)、アレクサンドリア・オカシオ・コルテス(AOC)連邦下院議員(12%、ニューヨーク州)、ピート・ブティジェッジ前運輸長官(11%)が続いた。
一方、共和党候補として望ましい人物は、共和党支持層ではJ.D.バンス副大統領が39%で首位になり、ドナルド・トランプ・ジュニア氏(24%、実業家)、マルコ・ルビオ国務長官(17%)が続いた。
調査会社エシェロン・インサイツが9月に実施した世論調査
でも、民主党予備選挙を想定した問いではハリス氏(24%)が、共和党予備選挙ではバンス氏(38%)がそれぞれ首位だった(注2)。
民主党の2028年大統領選挙の予備選はサウスカロライナ(SC)州から開始されるため、同州で民主党有力政治家の訪問が相次いでいるという。ブティジェッジ氏、ニューサム氏などが既に訪れているが、今後も同党有力政治家が訪問する予定、と報じられている。
同州の民主党全国委員会(DNC)メンバーであるブリー・マクスウェル氏は、「各政治家は、名目上、SC州で候補者応援のために訪問することにしているが、同時に、2028年(大統領選挙)に向けた布石として、個別に人々と会って、自身への支持の有無を確認している」と述べた(「WJCL」9月28日)。
長年にわたり白人が圧倒的多数を占めるアイオワ州とニューハンプシャー州が主導してきた予備選スケジュールの開始をSC州に変更することは、党の多様な支持層(特に黒人やラテン系有権者)をより反映するSC州の影響力を高めようとする民主党の取り組みを反映している(「AP通信」7月24日)。
(注1)実施時期は2026年9月26~28日。対象者は全米の登録有権者2,200人。
(注2)実施時期は2026年9月17~21日。対象者は全米の投票予定者1,002人。民主党の2位以下は、ニューサム氏(14%)、ブティジェッジ氏(10%)、ジョン・オソフ連邦上院議員(8%、ジョージア州)が続く。共和党の2位以下は、ルビオ氏(20%)、ロン・デサンティス・フロリダ州知事(8%)、トランプ・ジュニア氏(6%)。
(松岡智恵子)
(米国)
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