ルワンダ、2030年代初頭からF1アフリカ・グランプリを開催へ

(ルワンダ、ケニア、南アフリカ共和国、モロッコ)

ナイロビ発

2026年10月16日

国際自動車連盟(FIA)とフォーミュラ・ワン(F1)は10月13日、ルワンダで「アフリカ・グランプリ(African Grand Prix)」を開催する10年間の契約を締結したと発表した。初開催は2030年代初頭を予定している。実現すれば、アフリカ大陸でのF1開催は1993年の南アフリカ共和国のキャラミ(Kyalami)大会以来となる。

開催地は首都キガリの南約40キロに位置するブゲセラ(Bugesera)地区となる見通し。現在建設中の新国際空港に隣接する場所に、F1開催に必要なFIAグレード1規格の新サーキットを整備する計画で、完成は2030年代初頭が見込まれている。

サーキットは元F1ドライバーのアレクサンダー・ブルツ氏率いるブルツデザイン(WurzDesign)が設計を担当し、自然の起伏を生かしたレイアウトとなる予定だ。開発事業はルワンダ開発庁(RDB)主導で進められ、サーキットのほか、観光、商業、インフラ関連施設を含む複合開発が計画されている。

発表式典には、ポール・カガメ大統領、F1のステファノ・ドメニカリ最高経営責任者(CEO)、FIAのモハメド・ベン・スライエム会長らが出席した。ドメニカリCEOは「ルワンダが加わることで、F1は全ての居住大陸でレースを開催することになる」と述べた。F1は発表の中で、アフリカはF1にとって最も有望な成長市場の1つとなっており、既にアフリカ大陸全体で1億人を超えるファンがF1を視聴・支持している、またサブサハラ・アフリカの主要市場ではF1ファンの約60%が35歳未満であり、若年層を中心に高い人気を集めているとした。

近年、アフリカでは国際スポーツイベントの誘致を積極化しており、ルワンダは2025年9月にも国際自転車競技連合(UCI)が主催する自転車ロードレース競技の世界選手権であるUCIロード世界選手権をアフリカ大陸で初めて開催した。ケニアも2029年世界陸上競技選手権の開催地に選定された。また、モロッコが2030年のFIFAワールドカップをスペイン、ポルトガルと共同開催することが決まっている。

(ピース・ルムンバ)

(ルワンダ、ケニア、南アフリカ共和国、モロッコ)

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