自動車部品・アフターマーケット分野展示会「Autotech」開催、中国企業が大きな存在感

(エジプト、中国、日本)

カイロ発

2026年10月29日

エジプトの首都カイロで10月9~11日、自動車部品・アフターマーケット分野展示会「Autotech外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」が開催された。同展示会は年次開催されており、今回で第30回を迎えた。主催者によると出展社は550社を超え、来場者数は40カ国以上から約1万7,750人超に上り、前回の25カ国以上からの来場者約1万4,500人を上回る規模となった。参加企業の分野は多岐にわたり、タイヤやバッテリー、潤滑油、補修部品、カーアクセサリーなど幅広い製品が展示された。

会場には中国、トルコ、ポーランドがナショナルパビリオンを設置したほか、欧州、インド、韓国などの企業や、これらの国・地域の製品の輸入代理店が出展した。特に中国企業の存在感が大きく、全出展企業の約8割となる439社が出展し、会場の半分以上を中国企業のブースが占めた。

日本企業では、トヨタエジプトグループがゴールドスポンサーとして参加した。このほか、地場企業による日本製品の展示もみられた。辰巳屋興業から供給を受け、バンドー化学やTBK、日本特殊陶業など多くの日系メーカーの製品を取り扱うエジプト企業エル・タウフィク・トレーディング・アンド・インポート外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますは、プラチナスポンサーとして出展し、製品のPRを行った。安積濾紙、中央自動車工業も、地場の販売代理店を通じて製品を展示していた。

写真 日系メーカー製品のPRを行うエル・タウフィク・トレーディング・アンド・インポートのブース(ジェトロ撮影)

日系メーカー製品のPRを行うエル・タウフィク・トレーディング・アンド・インポートのブース(ジェトロ撮影)

展示会に参加していた日本企業からは、「特に自動車部品の分野では、製品が日本製であることが高く評価されている」「エジプト市場が人口増加により拡大していることを実感している」などの声が聞かれた。日本製品を取り扱うエジプト企業からは「中国製品などとの価格競争は厳しいが、品質を重視する顧客の需要がある」とのコメントがあった。また、一部の日本企業は、自動車部品分野においても模倣品の流通が課題となっていると指摘した。ジェトロでは、エジプトにおいて、エジプト税関や知的財産庁といった関係機関と連携し、年1回、模倣品対策に向けた真贋(しんがん)判定トレーニングなどの事業を実施している。

エジプトの自動車市場情報委員会(AMIC)によると、2026年1~8月の新車販売台数は13万5,445台で、前年同期比25.8%増加した。また、同期間の乗用車の販売台数を国・地域ブランド別にみると、中国車が4万4,300台(同43.5%増)で首位となり、次いで日本車が2万3,817台(同9.6%増)となっている。

(久保田夏帆)

(エジプト、中国、日本)

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