ビジネス短信は70カ所を超えるジェトロ海外事務所の駐在員から送られる国際ビジネス関連ニュースです。
過去記事一覧
ジェトロ・メンバーズ向け
その他コンテンツ
国・地域別記事一覧
テーマ別記事一覧
産業別記事一覧
米GM、ミシガン州でのハイブリッドモデル製造に追加投資を発表、推定7億5,000万ドル規模
(米国)
シカゴ発
2026年10月30日
米国自動車メーカーのゼネラルモーターズ(GM)は10月27日、ミシガン州ランシング・デルタ・タウンシップ組立工場を、ハイブリッド電気自動車(HEV)の生産に向けて整備すると発表
した。今後数年間で同地域に20億ドル以上を投資するとしている。これまでに同地域のランシング・グランド・リバー組立工場に12億5,000万ドルの投資を発表していたことから、今回のランシング・デルタ・タウンシップ組立工場への追加投資額は少なくとも約7億5,000万ドルになるとみられる。
同社の発表によると、同社と米国エネルギー省は、2024年に交付が決定していた「国内製造転換助成金(Domestic Manufacturing Conversion Grant)」(注)の再編成を行っている。再編成の結果、同助成金はランシング・デルタ・タウンシップ組立工場でのハイブリッド車生産のための設備改修に充てられる。
GMは、どの車種のハイブリッドモデルを製造するか、またいつから生産を開始するかについては明らかにしていない。報道によると、現在同工場で生産されている3列シートSUVのGMC「アカディア」、ビュイック「エンクレイブ」、シボレー「トラバース」が対象となるという(「オートモーティブ・ニュース」ウェブ版、10月27日)。現在、同社が米国市場で販売する電気自動車(EV)は13モデルある一方、ハイブリッド車は、高価格帯で生産台数の少ないシボレーの「コルベット」のみとなっている。同社は過去20年ほどの間に複数のハイブリッド車を販売してきたにもかかわらず、近年はガソリン車の製造からEVの製造にシフトしてきた。今回の同社によるハイブリッド車の生産発表は、ハイブリッド車需要の拡大やEV需要の伸びの鈍化を受けて、失った市場シェアを取り戻す動きとみられる。
(注)助成金はバイデン前政権下の2024年に提供が決定していたもので、高効率ハイブリッド車、プラグイン・ハイブリッド車、プラグイン電気自動車、および水素燃料電池電気自動車の「メード・イン・アメリカ」生産に対して、費用分担型の助成金を提供するもの。
(星野香織)
(米国)
ビジネス短信 6e441be9708d4034





閉じる