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シリア政府、カタール企業と1億4,700万ドルの道路整備契約を締結
(カタール、シリア、中東)
調査部中東アフリカ課
2026年10月28日
シリア国営通信(SANA)は10月26日付で、シリア政府がカタールの建設会社アル・モハンナディ(MRTC、Al Mohannadi for Roads and Trading and Contracting)との間で1億4,700万ドル規模の道路改修・拡張に関する契約を締結したと報じた。対象となる道路はシリアの首都ダマスカスとイラクとの国境を結ぶ主要幹線道路で、アル・ブサイリ分岐点から国境のアル・タンフ検問所に至る区間を含む。同国東部の砂漠地帯を横断し、同国西部・地中海沿岸の港湾とイラクを結ぶ物流回廊の一部だという。
MRTCによると、本プロジェクトはシリアとイラクおよび湾岸地域の間の接続性を向上させ、地域の貿易および物流を支援することを目的としている。MRTCは、損傷・劣化した区間の補修、全面的な再舗装、路面標示、交通標識および道路安全対策を担う。既存の道路の改修に加え新たに並行ルートを整備し、輸送能力を拡大するとともに双方向の車両通行の円滑化を目指す。工事は2026年中に開始し、800~900日間の工期が見込まれる。
SANAは、シリア政府が2026年度予算において道路事業に1億9,300万ドルを配分しており、2027年度予算案では道路事業に4億5,000万ドルを計上し、さらに鉄道事業に2億ドルの配分を提案している、というムハンマド・ユスル・バルニエ財務相の発言を報じた。同記事によれば、同相は道路・鉄道への投資について、シリアの地理的優位性を生かし、湾岸地域や欧州、域内市場を結ぶ輸送網を整備するという、政府の広範な戦略の一環であると説明したという。
(塩川裕子)
(カタール、シリア、中東)
ビジネス短信 6da4270e0cdf666b





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