シンガポールとUAE、合同フォーラムを開催、AI分野などで協力深化を協議
(シンガポール、アラブ首長国連邦)
シンガポール発
2026年10月06日
シンガポールのタン・シーレン貿易産業相とアラブ首長国連邦(UAE)執行関係庁のハルドゥーン・アル・ムバーラク長官は9月28日、第17回アブダビ・シンガポール合同フォーラム(ADSJF)を共同議長としてシンガポールで開催した。同フォーラムは、シンガポールとUAEの経済協力の強化や新たな協力分野の開拓を目的に2007年に立ち上げられ、毎年開催されている。両者は両国の友好関係をあらためて確認するとともに、人工知能(AI)、宇宙、エネルギー、保健・医療分野での協力深化について協議した。
また、本フォーラムに合わせて、シンガポール貿易産業省とUAE投資省は、投資協力に関する覚書(MOU)を締結した。同MOUでは、両国間の投資機会の発掘・促進を目的に、重点分野における投資案件の創出や官民連携の推進、ビジネスミッションやフォーラムなどの交流事業の実施、投資促進に関する人材育成・技術協力などで連携することを定めた。
さらに、フォーラムの会期中、シンガポールビジネス連盟、シンガポール製造業連盟、アブダビ・ハリーファ経済特区(KEZAD)運営機関であるKEZADグループも、アブダビ・シンガポール産業回廊の構築に向けた意向表明書(LOI)を締結した。シンガポール公務員研修所(CSC)とアブダビ政府能力開発局(DGE)は、公務員のリーダーシップ育成や行政能力向上に関する協力協定を更新した。シンガポール企業ウィッタル・ガルフ・インダストリーズ(Witthal Gulf Industries)とKEZADグループは、KEZAD内におけるサステナビリティーハブの開発に向けた協力枠組みに合意した。
シンガポール貿易産業省によると、シンガポールにとってUAEは中東最大の貿易相手国であり、最大の投資先である。シンガポールの原油輸入額(2025年)336億シンガポール・ドル(約4兆1,328億円、1シンガポール・ドル=約123円)のうち、UAEは42.9%を占め、最大の輸入相手国となっている。
(向中野裕也)
(シンガポール、アラブ首長国連邦)
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