日本真珠輸出組合、欧州市場に向け日本産アコヤ真珠の魅力発信
(イタリア、日本)
ミラノ発
2026年10月01日
日本真珠輸出組合は、イタリア北部の都市ビチェンツァで9月4~8日に開催された欧州最大級の宝飾品見本市「ビチェンツァオーロ(VICENZAORO)
」に初めて団体ブースを出展し、欧州市場や特に若い世代に向けた日本産アコヤ真珠の魅力を発信した。
2026年1月の同見本市では、日本産アコヤ真珠の品質、文化、歴史、サステナビリティーの取り組みについてのセミナーを行い、高評価を得た(2026年2月12日記事参照)のを受け、今回出展のかたちで再紹介した。今回は、宝飾業界のトレンド予測で影響力のある「Trendvision Jewellery + Forecasting」の共同創設者でイタリア人デザイナーのパオラ・デ・ルカ氏が監修したビジュアルブック『The Future of Akoya Pearl』を発表した。
同書籍は、2024年に日本真珠輸出組合の招聘(しょうへい)で来日したデ・ルカ氏が、アコヤ真珠の生産現場を初めて見学し、自然との共生で生まれる真珠が伝統職人の手仕事で丁寧に選定、加工されていることに感銘を受け、世界の人々にも知ってもらいたいとの思いを持った同氏の提案から生まれた。保守的なイメージのある真珠が、欧米の若い世代にも受け入れられるように、グローバルな視点で新たなジュエリーデザインを提示。出展ブースにも欧米のジュエリーブランドの関係者が多数来訪し、日本産アコヤ真珠の素材としての可能性に高い関心が寄せられた。
近年海水温の上昇により、日本産養殖真珠の生産量は1999年の25トンから約20年で半減し希少性が高まっている。国際市場に向けて品質が保証された上で、歴史や文化、サステナビリティーなどのストーリー性を持つ日本産アコヤ真珠は、欧州のラグジュアリーブランドの付加価値を高める魅力的な素材の1つと再認識されつつある。
日本真珠輸出組合は、日本産アコヤ真珠の真正性を保証する新たな試みとして、宝飾の色石で導入されている合成DNA技術などによるトレーサビリティーを真珠にも導入することを検討している。
日本真珠輸出組合の広報出展ブースの様子(ジェトロ撮影)
日本産アコヤ真珠の選別の様子を展示(ジェトロ撮影)
(栗田かおる)
(イタリア、日本)
ビジネス短信 6a97abc094bb2770





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