チリのアンデス・マク、日立建機と戦略的提携を締結

(チリ、日本)

サンティアゴ発

2026年10月06日

チリで建設機械事業を手掛けるアンデス・マク(Andes Maq)は9月30日、日立建機との戦略的提携を締結したと発表した。今回の提携により、アンデス・マクはチリにおける日立建機製品の新たな正規販売代理店となる。同社によると、両社は鉱業、建設、インフラ分野の需要に対応するとしている。両社は、日立建機が持つ産業機械やソリューション分野での経験と、アンデス・マクのチリ市場に関する知見や拠点網、幅広いサービス提供能力、さらにカウフマン・グループの支援体制を組み合わせることで、事業基盤の強化を図る。

アンデス・マクはカウフマン・グループの建設機械事業会社で、建設、鉱業、港湾、農業分野で建設機械の販売やサービスを手掛けている。チリ国内で拠点網を展開するほか、部品供給や技術サポートも提供している。公式サイトによると、中国の建設機械メーカー三一重工(SANY)の製品も取り扱っている。チリのほかペルー、コロンビア、パナマ、コスタリカでも事業を展開している。

日立建機は2025年4月、中南米事業拡大のため、チリに中南米地域統括会社として日立建機ラテン・アメリカを設立した。同社は中南米市場向けの建設機械、鉱山機械および部品・サービス事業を統括し、メキシコからチリまでの32カ国を対象地域としている。それまでは日立建機アメリカが北米と中南米を統括していたが、北米とは文化や言語、商習慣が異なることから、中南米地域の販売代理店や顧客ニーズに迅速に対応するため、地域統括会社を設立した。設立地をチリにした理由として、同国が鉱山向けダンプトラックの中南米最大市場であることや、大手鉱山会社の拠点が集積していることを挙げた。

現地専門メディアによると、日立建機はチリ国内でサンティアゴに研修・実演センター、アントファガスタに再生部品を提供する拠点を設けている。また、機械販売に加え、アフターサービス、保守サービス、研修機能を備えるほか、部品供給ネットワークを構築している。

日立建機は2026年に公表した中期経営計画「LANDCROS 2028」で、中南米事業を4つの重点事業の1つに位置付け、特に鉱業分野に注力する方針を示している。

(高橋英行)

(チリ、日本)

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