タイの菜食週間、2026年は10月10日から18日まで開催
(タイ)
バンコク発
2026年10月13日
タイでは年に1度、中華系タイ人を中心に、菜食週間(タイ語名:ギンジェー)が行われる。2026年は10月10日から18日までの9日間にわたり開催されている。期間中は、肉や魚、卵、牛乳、酒類、またパクチーやニンニクなどの香りの強い野菜の摂取を控える習慣がある。小売店や屋台などでは「齋(さい:心身を清めて飲食を慎むこと)」の文字が入った黄色い旗を掲げ、菜食食品を販売する店が多くみられる。また、中華系タイ人が多く住むバンコクのヤワラート通り(中華街)をはじめ、南部のプーケット島など、各地でも菜食祭が開催される。
現地報道(「プラチャーチャート」紙10月6日付)によると、タイ商工会議所大学(UTCC)の調査結果では、消費者が支出に慎重になっていることから、2026年の菜食週間は消費量が減少するか、前年並みにとどまると予測された。一方、商品の価格上昇により、全体の支出額は増加すると予測した。
また、同調査によると、2026年の菜食週間の経済効果は前年比2.2%増の約469億バーツ(約2,250億円、1バーツ=約4.8円)と予測されている。個人消費額は前年比7%増となり、1人当たり5,576バーツと予測され、同大学が2008年に調査を開始して以来の最高額となる見込みだ。
さらに、同大学が9月21~28日にかけて、全国の1,230人(有効回答数)を対象に実施したアンケート調査によると、回答者の32%が「菜食週間に参加する」、68%が「菜食週間に参加しない」と回答した。菜食週間に参加しない理由は、「景気がよくないため」が25.8%と最も多く、「中華系タイ人ではないため」(14.2%)、「家族に菜食する人がいないため」(12.3%)、「菜食料理の価格が高いため」(11.3%)と続いた。
小売店の食品売り場の様子(ジェトロ撮影)
(小池裕之、佐藤大樹、ウォンパタラクン・ヤーダー)
(タイ)
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