香港とドバイ、金融市場連携強化に向け戦略的作業部会を設立
(香港、アラブ首長国連邦)
香港発
2026年10月02日
香港金融管理局(HKMA)、香港証券取引所(HKEX)、ドバイ金融サービス機構(DFSA)、ナスダック・ドバイは9月10日、香港とドバイの国際金融センター(DIFC)間の金融市場連携強化のための戦略的作業部会設立を共同発表した。同日開催されたHKMA・DFSA合同気候ファイナンス会議(注)の場を活用した。
作業部会は、共同発表した4機関で構成される。サステナブル・ファイナンス、イスラム金融、イノベーション、資本市場の発展およびマーケット間の連携強化などの分野において協力するとしたほか、中東とアジアをつなぐ経済回廊をさらに発展させる考えも示した。参加機関は、市場動向に関する知見を共有するとともに、新たな機会や課題について議論し、今後の協力分野を模索する。
共同発表では、各機関代表からのコメントも紹介された。DFSAのマーク・スチュワート最高経営責任者(CEO)は、この市場間連携は双方に利益をもたらすとともに、投資家の選択肢拡大につながるとした。HKEXの陳翊庭(ボニー・Y・チャン)CEOは、アジアと中東間の経済的結びつきの強化により、グローバルな資本流動がますます形作られつつある中、香港とドバイは主要な国際金融センターとして互いに補完し合える強みを持ち、両地域間の資本やビジネス機会の拡大を促進すると述べた。HKMAの余偉文(エディー・ユエ)総裁は、今回の設立は両地域の制度的結びつきと市場の連携を深める上での重要な一歩だとした上で、戦略的優先事項を深く理解し、調整するための専用プラットフォームを確立するとともに、アジア・中東間の貿易と投資をより円滑にする新たな取り組みを模索すると述べた。
(注)アジアおよび中東地域における気候ファイナンスの継続的発展を支援することを目的として、HKMAとDFSAが共同で設立した会議を指す。
(越川剛)
(香港、アラブ首長国連邦)
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