アンカラでトルコ・日本科学技術大学が開学、東京科学大学などと協定締結

(トルコ、日本)

イスタンブール発

2026年10月29日

トルコ・日本科学技術大学(TJU)が10月14日、トルコの首都アンカラで開学し、同学キャンパスにて開学式が開催された。TJUは、トルコと日本の友好関係を科学技術分野での協力においても発展させることを目的に設立された大学だ。第1期生を迎え、2026~2027年度から教育・研究活動を開始する。

開学式では、中曽根康隆内閣総理大臣特使兼外務副大臣、ベリス・エキンジ外務副大臣、TJUのムスタファ・ベルシャン・キョク学長が登壇し、それぞれあいさつした。

開学初年度には、電気電子工学、コンピュータ工学、材料工学、環境工学の4つの学部プログラムに加え、地震・防災科学、人工知能(AI)・デジタル技術の2分野で博士課程が開設される。2027~2028年度にはエネルギー・環境分野の博士課程の開設が予定されている。初年度の入学者のうち、50%以上が志望校の上位3校以内にTJUを選択したという。

写真 TJUキャンパス(ともにジェトロ撮影)

TJUキャンパス(ともにジェトロ撮影)

TJUは教育ビジョンとして、トルコと日本それぞれの強みを融合させた教育モデルを掲げている。具体的には、研究・プロジェクト重視の教育、理系科目の基礎教育の徹底、英語による授業、日本語・日本文化の基礎教育、AIの活用を特色とし、科学的知見、学際的な視点を持つ人材の育成を目指す。また、防災、デジタル技術、持続可能なエネルギーなど、トルコと日本に共通する社会課題の解決に向けた研究にも注力するとしている。

TJUは開学に先立つ2026年6月、東京科学大学、筑波大学、東京大学地震研究所との協定を締結しており、国際的な教育・研究拠点としての発展が期待されている。

(遠藤誠吾)

(トルコ、日本)

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