現代自動車グループ、2032年までにインドへ155億ドル投資へ
(インド、韓国)
チェンナイ発
2026年10月16日
韓国の現代自動車グループは10月13日、2032年までの7年間でインドに総額155億ドルを投資する計画を発表した。投資は生産能力拡大、研究開発(R&D)基盤整備、部品現地調達の推進、次世代技術開発などに充てられる。
同計画は、ナレンドラ・モディ首相と鄭義宣(チョン・ウィソン)現代自動車グループ会長との会談後に明らかにされた。現代自動車グループは、インドを将来の成長と技術開発を支える重要市場と位置付けており、今回の投資を通じてインド事業を一段と強化する方針を示した。
投資対象には、生産設備の拡充に加え、R&Dインフラ整備や将来技術分野への投資が含まれる。また、部品の現地調達率向上やインド国内サプライチェーンの強化も重要な柱となる。グループは投資を統括する専用投資会社をインドに設立し、自動車産業エコシステムの構築や現地企業との協業を推進する計画だ。
現代自動車グループはタミル・ナドゥ(TN)州のチェンナイ近郊とマハーラーシュトラ州のプネ近郊に生産拠点を有しており、TN州の工場は同グループのインド事業の中核拠点となっている。今回の投資計画は、自動車・EV産業集積地としてのTN州の地位向上にも寄与するとみられる。
インド政府は近年、「メーク・イン・インディア」政策やサプライチェーン強靭(きょうじん)化を背景に製造業投資の誘致を進めている。自動車業界では電動化やデジタル化への対応を目的とした大型投資が相次いでおり、今回の発表はインドがグローバル自動車メーカーにとって重要な生産・開発拠点となりつつあることを示す事例といえそうだ。
(道法清隆)
(インド、韓国)
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