ユーラシア経済連合とUAEの経済連携協定が発効
(ロシア、ベラルーシ、アルメニア、カザフスタン、キルギス、アラブ首長国連邦)
調査部欧州課
2026年10月23日
2025年6月に署名された、ユーラシア経済連合(EAEU、注1)とアラブ首長国連邦(UAE)との経済連携協定(EPA)が10月6日、発効した。
EAEU執行機関のユーラシア経済委員会(EEC)のプレスリリース
によると、同協定により、UAEは貿易品目の86%に対して特恵的な市場アクセスを認め、これは金額ベースでEAEUの現在の対UAE輸出額の98%超を占める。
EECのアンドレイ・スレプニョフ理事(通商担当相)は、「相手国(UAE)がEAEU諸国の産品に適用する平均関税率は5%から0.6%に引き下げられた。われわれの試算によると、これによりEAEU諸国の輸出業者は年間最大2億6,600万ドルの関税を節約できる見込みだ」と述べ、中長期的には、相互貿易額が少なくとも50億~60億ドル増加する試算とした。
同協定には、中小企業を含むビジネス界の連携促進に向けた規定や制度が盛り込まれた。また、輸送・物流分野での協力に加え、UAEが南北国際輸送路(注2)に参加する可能性も示された。
UAEの国営エミレーツ通信(WAM、10月6日付)
によると、EPAは、双方の貿易が拡大を続ける中で発効した。UAEとEAEUの非石油貿易額は2025年に336億ドルとなり、2024年の290億ドルから16%増加し、2021年の4倍超に達した。2026年上半期は前年同期比でさらに6.2%増加し、143億ドルとなった。
(注1)ロシア、ベラルーシ、カザフスタン、アルメニア、キルギスが加盟。
(注2)ロシアとインドをイラン経由で陸路・海路により結ぶ国際物流ルート(2024年8月19日地域・分析レポート参照)。
(森友梨)
(ロシア、ベラルーシ、アルメニア、カザフスタン、キルギス、アラブ首長国連邦)
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