中通客車、ブラジルで電気バス6車種を投入へ、現地生産も計画

(ブラジル、中国)

サンパウロ発

2026年10月09日

ブラジルの電動モビリティー関連企業TEVXは10月2日、中国第2位のバスメーカーである中通客車(Zhongtong Bus)の代理店として、同社製の電気バス6車種を2026年11~12月からブラジル市場に投入すると発表した。投入予定の車種は、全長約9メートルの小型バス「TZ9」、全長約10メートルの中型バス「TZ10」、全長約12メートルの大型バス「TZ12」、全長約13メートルの大型バス「TZ13」、全長約18メートルの連節バス「TZ18」の路線バス5車種と、長距離バス「TZR」の計6車種。2027年1~3月期には初回の10台が商業運行を開始する見込みとしている。

TEVXは同社ウェブサイト(10月6日付)で、公共交通分野における電動化が急速に進展しているとした上で(注)、「市場の成長に伴い、小型車両による運行に適した路線から、高い旅客輸送能力を有する都市部の交通回廊まで、多様な運行形態に対応したソリューションの提供が一段と重要になっている」との見解を示した。

また、TEVXのカルロス・エドゥアルド・ソウザ最高経営責任者(CEO)は、現地紙「フォーリャ」(10月5日付)のインタビューで、中通客車との契約に基づき、ブラジルで現地生産を行う計画を明らかにした。当初は中国から部品を輸入して組み立てる方式(CKD)で開始し、投資額は最大1億レアル(約31億7,000万円、1レアル=約31.7円)となる見込み。同社は、現地生産に見合う販売規模を年間約900台(ブラジルのバス市場全体の15%に相当)とみている。工場の建設予定地など詳細については今後発表するとしている。

(注)ブラジル電気自動車協会(ABVE)の統計によると、2026年(9月末時点)の電気バスの販売台数は1,033台(前年同期比88%増)で、2025年通年の844台を既に上回っている。

(エルナニ・オダ)

(ブラジル、中国)

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