シンガポールビジネス連盟、貿易実務向けAI相談サービスの本格提供を開始
(シンガポール)
シンガポール発
2026年10月06日
シンガポールの経済団体であるシンガポールビジネス連盟(SBF)は9月30日、貿易実務に関する人工知能(AI)相談サービス「貿易AIアドバイザー(TAIA)」の本格提供を開始した。SBFによると、TAIAはシンガポール企業庁からの支援を受けて2025年9月に導入された、生成AIを使った世界初の貿易相談プラットフォームだ。シンガポール企業向けに、関税率や輸出入要件、自由貿易協定(FTA)や原産地規則に係る実務的な相談サービスを提供する。
TAIAはアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のクラウド基盤上に構築されており、グローバル貿易情報サービスMendelOnlineの貿易データ、SBFのFTAデータベース、SBF傘下の貿易・投資の未来センター(Centre for the Future of Trade & Investment:CFOTI)の専門知見を活用することで、シンガポール企業からの実務的な質問に短時間で回答する。シンガポール企業は、CFOTIのウェブサイト
上で利用者登録後、1日当たりの利用上限内でTAIAを無料で利用できる。
今回の発表は、SBFがシンガポールで開催した「貿易の未来フォーラム2026」で、グレース・フー環境持続相(兼貿易産業省貿易関係担当大臣)やSBFのマーク・リー会長などが出席する中で行われた。
また、SBFは同フォーラム会期中、次の企業・団体との覚書(MOU)を計3件締結した。
- 国際商業会議所(ICC)アカデミー:国際的に認知された貿易研修・資格認証プログラムのシンガポール企業への提供。
- センター・フォー・トレード・エクセレンス(TE、非営利の貿易人材育成機関):貿易に関する実務ノウハウ構築やFTA活用に向けた企業支援。
- アマゾン・ウェブ・サービス(AWS):シンガポールの中小企業によるAI導入支援、ペーパレス貿易に向けたパイロットプロジェクトへの協力。
(広木拓)
(シンガポール)
ビジネス短信 132bab227938c3c6





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