トルコ8社目のユニコーン企業が誕生、AI開発のHubX

(トルコ)

イスタンブール発

2026年09月29日

トルコ・イズミル発の人工知能(AI)アプリ開発企業HubX外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますが、トルコで8社目となるユニコーン企業となった。8月28日に米国の投資会社Point72 Private Investmentsから5,000万ドルの出資に加えて2,500万ドルの追加投資オプションを含めた最大7,500万ドルの出資を受けることで合意し、企業評価額が12億ドルに達した。AI分野においてはトルコ初のユニコーン企業となる。2022年の創業以来、自己資金のみで活動してきたが、初の外部資金調達となった。

HubXは、イズミルで創業されたAI掲載モバイルアプリの開発、配信企業だ。現在、イズミルとイスタンブールに370人超の職員を擁し、AI、ウェルネス、教育などの分野で40以上のアプリケーション外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますをリリースしている。

同社製品は、190カ国以上で6億件以上のダウンロード数を記録している。主力サービスに生成AIアプリ「Nova」、学習支援アプリ「Wiser」、AI画像生成サービス「DaVinci」、ウェルネスアプリ「Lotus Flow」などがある。

HubXは今回の資金調達により、既存サービスの拡大、トルコ国内外の有望アプリやウェブサービスの買収・提携に注力するとしている。

同社の特徴としては、技術部門への注力が挙げられる。社内インフラとして複数の開発チームを横断するプラットフォーム「ハブ・トゥ・スタジオ」を構築している。同プラットフォームは、製品開発、AI生成、データ分析、ユーザー獲得、収益化、自動化などに必要な機能を備えた共通基盤だ。技術やノウハウをチーム間で共有することで、各チームが短期間でサービスを立ち上げられる体制を整えているという。また、2024年にはAI研究部門「AI Lab」を設立し、各アプリに最適化したAIモデルを開発している。

トルコでは、産業技術省が2022年にスタートアップ支援政策「Turcorn 100 Program」(注)を掲げ、2030年までに100社のユニコーン企業を創出することを目標としている。

HubXがユニコーン企業となったことにより、トルコのユニコーン企業はPeak Games外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます、Getir外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(2021年4月1日記事参照)、Dream Games外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます、Trendyol外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます、Hepsiburada外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます、Insider外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます、Loom Games外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますに続き8社となった。

(注)「Turcorn(トゥルコーン)」は、トルコ発ユニコーン企業を指す呼称。

(遠藤誠吾)

(トルコ)

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