中国、14鉱種の埋蔵量が世界1位との報告を公開
(中国)
上海発
2026年09月28日
中国自然資源部は9月11日、「中国鉱産資源報告2026」の主な内容をホームページに掲載した。同報告は、2025年以降の鉱産資源関連の政策・法規、探鉱の進展、鉱産資源の開発・利用と保護、鉱業のグリーン化などを紹介している。
報告によると、中国は2025年に新たな鉱産資源法を施行し、2026年にその実施条例を施行し、鉱産資源管理制度を整備した。なお、同条例では、鉱業権、鉱産資源の探査・採掘、鉱区の生態修復などに関する制度を整備し、鉱産資源管理の強化と鉱業分野のビジネス環境改善を図るとしている。
また、第14次5カ年(2021~2025年)規画期間中には、戦略的に重要な鉱産資源について、大型・中型の鉱産地や油田・天然ガス田などを新たに398カ所発見した。具体的には、銅、金、カリウム塩の探鉱で歴史的な成果を上げたほか、リチウム、ヘリウム、高純度石英などの探鉱も進展した。中国全域の探鉱投資額は同規画期間中に累計5,000億元(約12兆円、1元=約24円)を超え、第13次5カ年(2016~2020年)規画期間比で29.3%増加した。
同報告は、中国の鉱産資源の埋蔵量についても示した。2025年末時点で、レアアース(希土類)、タングステン、スズ、モリブデン、アンチモン、ガリウム、ゲルマニウム、インジウム、蛍石、黒鉛など14鉱種の埋蔵量が世界1位となった。また、石炭、鉄鉱石、マンガン、チタン、リチウム、亜鉛、リン、マグネサイトなど9鉱種の埋蔵量も世界4位以内だった。
2025年の地質調査・探鉱投資額は前年比1.6%増の1,178億5,500万元となり、5年連続で増加した。石油・ガス以外の鉱産地の新規発見数は200カ所だった。鉱種別の発見数を多い順にみると、金が16カ所、鉄が11カ所、石炭が9カ所、マンガンとリチウムが各8カ所だった。レアアースの資源量が大幅に増加したほか、中国最大の単一ボーキサイト鉱床が確認され、ニッケルでも新たな資源量が確認された。
一方、鉱産資源の開発・利用と環境保護の両立も進められ、第14次5カ年規画期間中には、放置されていた鉱山跡地22万3,000ヘクタールの生態修復を完了し、計画目標を19.6%上回った。
第15次5カ年(2026~2030年)規画期間に向け、新たな探鉱強化戦略を引き続き推進するとともに、鉱産資源の探査・開発と生態保護を一体的に進め、技術革新による産業高度化や国際協力を通じた世界の鉱業のグリーン・低炭素化を推進し、エネルギー・資源安全保障の強化を図る方針だ。
(陳貝蓓)
(中国)
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