中国・深セン市の景旺電子、タイ工場が稼働

(中国、タイ)

広州発

2026年09月28日

中国広東省深セン市に本社を置くプリント回路基板(PCB)メーカーの深セン市景旺電子(KINWONG、以下、景旺電子)は9月13日、タイ東部プラチンブリ県カビンブリ郡の金池工業団地で、現地法人「景旺電子(タイ)」の工場稼働開始式を開催した。

同工場は同社初の海外生産拠点で、2024年10月9日に起工式を行った。敷地面積は9万7,292平方メートルで、2期に分けて建設を進める計画となっている。同社が起工時に発表した計画によると、第1期の投資額は20億元(約480億円、1元=約24円)で、工場稼働開始後1年以内に品質管理のISO9001、環境管理のISO14001、自動車産業向け品質管理のIATF16949、労働安全衛生管理のOHSAS18001などの国際認証取得を目指すとしていた。

同工場は、研究開発、スマート製造、スマート倉庫の機能を備える。人工知能(AI)サーバー・データセンター、車載電子機器、ハイエンド消費者向け電子機器の需要に対応し、超多層PCB製品の製造・供給を手掛ける。景旺電子によると、新工場の稼働により世界の顧客に対する現地供給・現地サービス(Local to Local)体制の強化を図るとしている。

景旺電子は1993年に設立され、上海証券取引所に上場し、PCBおよび高機能電子材料の研究開発、製造、販売を主力とする。同社によると、中国国内では広東省の深セン市、河源市、珠海市、江西省の吉安市および贛(かん)州市に生産拠点を有し、タイを含む計7カ所の生産基地で13工場を運営している。従業員数は全世界で2万3,000人を超える。また、世界10カ所に事務所を設置し、FAE(フィールド・アプリケーション・エンジニア)による現地技術サポート体制を構築している。2025年の売上高は153億800万元で、同社の発表では、世界のPCB業界で11位、中国資本系PCB企業では3位にとしている。

(黄子珊)

(中国、タイ)

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