トー・ラム書記長兼国家主席が米USTR代表と会談、通商協定交渉の進展に言及
(ベトナム、米国)
ハノイ発
2026年09月25日
ベトナムのトー・ラム書記長兼国家主席は9月21日、訪問先の米国ニューヨークで米通商代表部(USTR)のジェミソン・グリア代表と会談した。ラム書記長兼国家主席は、ベトナムが米国との包括的戦略パートナーシップを重視していると述べるとともに、経済・貿易・投資協力の重要性を強調した。
同氏は、ベトナムが対米貿易の均衡化を図るため、米国からの輸入拡大に取り組んでいると説明。また、1974年通商法301条に基づく調査など、両国間に残る通商課題について米国側に包括的な対応を求めた。
これに対し、グリア代表は、ベトナムによる貿易均衡化に向けた取り組みを評価した上で、両国が進めている「相互的で公平かつ均衡の取れた通商協定」の交渉について、最終合意に近づいているとの見方を示した。さらに、同協定の締結・実施により、新たな協力機会が生まれるとの期待を表明した。交渉の具体的内容は明らかにされていないものの、両国間の通商協議が継続していることが示された。
米国はベトナムにとって最大の輸出先であり、両国間の貿易額は近年、拡大している。ベトナム税関によると、2025年の対米輸出額は前年比28.2%増の1,531億7,882万ドルとなり、対米貿易黒字は1,338億9,130万ドルだった。今回の会談では、ベトナムによる対米輸入拡大の取り組みが説明されたほか、通商協定交渉の進展についても言及された。
(吉田薫)
(ベトナム、米国)
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