湖北省、2026年後半の安定的な経済成長促進に向けた措置を発表
(中国)
武漢発
2026年09月29日
中国の湖北省政府は9月21日、「湖北省における第3、第4四半期の短期・長期を組み合わせた経済の安定維持と好転促進に関する若干の措置」(以下、措置)を発表した(注1)。
同措置の政策解説によると、2026年に入って湖北省の経済運営はおおむね安定し、進展がみられるが、内需の不足や一部の業種・企業における困難の増加といった問題にも直面している。省経済の安定し均衡のとれた持続可能な成長に向けて、湖北省発展改革委員会が関係機関と連携して、措置を策定したとした。
重視する点として、(1)需給両面からの取り組み推進、(2)新旧成長原動力の両立、(3)多様な政策手段の連携、(4)新規政策の導入と効果向上の推進の4つを挙げた。
措置は全12項目で構成される。主な内容は次のとおり。
- 企業や産業園区のグリーン電力の直接接続や、物流の弱点補強などで「6つの網(ネットワーク)」(注2)の構築を推進する。
- 重要インフラプロジェクトにおける先行用地使用を支援するほか、工業用地を法令に基づき倉庫、物流、研究開発、オフィス、商業などの複合用途を認めるなど、重要プロジェクトの事業資源の確保を強化する。
- 9月から年末にかけて消費クーポンを発行するほか、新規の個人消費向けローン、クレジットカードの分割払い、サービス事業主体向け融資に対する1%の利子補給によって消費を喚起する。
- リン石こうの総合利用およびリン化学工業の研究開発投資や、省レベルの新型技術改造パイロット事業に選定された市・州に対して補助金を支給するなど、伝統産業の転換や高度化を支援。
- 各市・州に対し、各地の実情に合わせて住宅購入補助の実施を奨励し、住宅積立金ローンの限度額の引き上げなど、不動産産業の安定的かつ健全な発展を推進する。
- 工事代金の前払い、工事中の決済など清算制度を厳格に実施するほか、金融機関による売掛債権、建設資材、工事設備などを担保とした融資の支援によって、建設業の安定化と回復を推進する。
(注1)文書は9月14日付となっている。
(注2)水網、新型電力網、算力(データ処理能力)網、新型通信網、都市地下配管網、物流網を指す。
(高橋大輔)
(中国)
ビジネス短信 bfcf268a43d63217





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