英国・アフリカ・ビジネスサミットが開催、ウガンダ向けインフラ投資に焦点
(英国、ウガンダ、アフリカ)
ロンドン発
2026年09月25日
第16回英国・アフリカ・ビジネスサミットが9月11日にロンドンで開催された。アフリカ諸国の政府関係者、金融機関、アフリカで事業展開する英国企業などが参加し、投資機会や課題について議論が行われた。エネルギー・インフラ分野のセッションでは、ウガンダにおけるインフラ開発に加え、それを支える英国企業や金融機関の役割についてパネルディスカッションが行われた。
登壇者の1人である、ウガンダで再生可能エネルギー事業を展開する英企業ネクサス・グリーン(Nexus Green
)の最高経営責任者(CEO)、リッキー・バーマ氏は、同国の水・環境省が実施する太陽光発電を活用した給水・灌漑システムプロジェクトを紹介した。同プロジェクトは、同社が請負会社として、水供給システムの設計から設置までの事業全体を担い、生活用水向け給水サービスの全国的な普及拡大と農業生産性向上に向けた灌漑支援を目的としている。また、同プロジェクトは英国輸出信用保証局(UKEF)の支援を受けて実施され、第1フェーズで1億1,100万ユーロの資金を調達し、ウガンダ国内450カ所以上に給水・灌漑システムを導入したと説明した。
さらに、同社はコーヒー、アボカド、マカダミアナッツなどの高付加価値作物の生産拡大を通じた農業生産性向上を目指している。第2フェーズでは、ウガンダの主要輸出産品であるコーヒーの増産に重点を置き、既存の農家を対象とした灌漑設備の導入を進めているという。加えて、外国企業としてウガンダで事業を展開する経験について、「想定していたほど官僚的な障壁はない。関係省庁や政府機関から実務的なサポートを受けている」と述べた。
シティバンクのサブサハラアフリカ輸出ファイナンス責任者であるヨンシク・アン氏は、同行がサハラ以南のアフリカ35カ国で事業を展開し、うち15カ国に拠点を有し、ウガンダでは政府との緊密な連携の下で、道路、農業、医療分野をはじめとする大型インフラ案件の資金調達を支援してきたと述べた。同氏は、大規模インフラ事業を成功に導くには、所管省庁、請負会社、輸出会社、UKEFをはじめとする輸出信用機関などの多様なステークホルダー間の連携が不可欠であると強調した。また、資金調達を円滑に進めるために事業の初期段階から金融機関を巻き込むことが重要であり、プロジェクトの成熟度や輸出要素を早期に共有することで、適切な資金調達スキームの構築につながるとの見解を示した。
サミットの様子(ジェトロ撮影)
(植松麗良)
(英国、ウガンダ、アフリカ)
ビジネス短信 afb4970b14cd2b4e





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