ペルー最大のカジャオ港と米国マイアミ港が姉妹港提携

(ペルー、米国、中国)

リマ発

2026年09月30日

運輸通信省(MTC)傘下のペルー国家港湾局(APN)は9月23日、ペルーのカジャオ港と米国のマイアミ港が姉妹港提携を締結したと発表した。今後、貨物輸送とクルーズ船受け入れ業務に関する技術協力・研修の実施、統計情報の共有、港湾インフラの整備などで協力を進める。

カジャオ港はペルー国内最大の港湾で、2025年のコンテナ取扱量は332万3,000TEU(TEUは20フィートコンテナ換算)だった。リマ首都圏へのアクセスが良く、国際クルーズ船の寄港地にもなっている。

マイアミ港の2025年のコンテナ取扱量は111万5,000TEUでカジャオ港を下回るが、世界有数のクルーズ船発着港として知られている。

マイアミ港湾公社のエリック・オラフソン国際貿易・商業開発部長は、会見で「マイアミ港とカジャオ港は既に強固な関係を有している。駐ペルー米国大使の協力により両国の関係がさらに強くなり、物流取引の増加にもつながると確信している」と述べた。

米国政府は、ペルーの港湾分野への協力を積極的に進めている。ペルー海軍が運営するカジャオ軍港では2023年から近代化計画が進められており、米軍技師らの協力を得ながら太平洋域内作戦総司令部の建設のほか、特殊作戦部隊や海上保安警備の実施体制強化などを行っている。

また、中国国営の海運大手、中国遠洋海運集団(COSCO)が60%出資しているチャンカイ港内にあるペルー国税庁(SUNAT)の出先機関に対して、米国政府は2024年、貨物検査の際に使用するスキャナーを寄贈している(2024年11月19日記事参照)。

(石田達也)

(ペルー、米国、中国)

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