トルコ、2030年国家スマートシティ戦略・行動計画を発表

(トルコ)

イスタンブール発

2026年09月30日

トルコ環境・都市化・気候変動省は9月19日、「2030年国家スマートシティ戦略・行動計画PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)」を発表し、同日付の官報に掲載した。同計画は、2020~2023年の前計画に続く新たな国家戦略で、同省の調整の下、関係省庁、地方自治体、大学、民間企業、市民社会組織などの参画を得て策定された。同省のムラト・クルム大臣は「行政サービス、交通システム、廃棄物管理などほぼ全ての分野で、市民生活をより便利にする50のスマートシティに関連するシステムを導入していく」としている。

同計画では、今後5年間にわたる4つの戦略目標と8つのターゲットが掲げられ、関連する32のアクションプラン、297の具体的な実施項目などから構成されている。戦略目標とターゲットは次のとおり。

(1)持続可能性、地域適応、開発と繁栄

  • 市民・社会参加の強化とガバナンスの確立
  • スマートシティ投資とインセンティブの拡大

(2)レジリエンス、変革、住みやすさ

  • スマートシティへの転換の推進
  • スマートシティにおける統合的な都市管理体制の構築

(3)デジタル化、環境、人間中心

  • 都市化におけるグリーンな発展・転換の推進
  • 透明性が高く情報提供に資するスマートシティシステムの開発

(4)地政学的リーダーシップと国際関係

  • 効果的なビジネス・協業環境の構築
  • スマートシティ・エコシステムの発展

32のアクションプランでは、自治体の体制・法制度整備、全国共通のデジタル基盤整備、トルコ企業・国産技術の育成、海外展開、成果の測定などに関連した具体的な計画が定められている。全81県でのスマートシティ戦略・ロードマップ策定および各自治体に専門部署を設置することをはじめ、交通・環境などを一元管理するデジタル都市管理センターの設置、スマートシティ技術の国産比率80%以上達成、関連起業家500社の支援などが掲げられている。

なお、同行動計画の正式文書は現時点でトルコ語のみとなっている。

(佐野充明)

(トルコ)

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