中国、「スマートコネクテッドNEV産業発展」に関する5カ年規画を発表

(中国)

北京発

2026年09月29日

中国の工業情報化部など9部門は9月10日、「スマートコネクテッド新エネルギー車(NEV)産業発展『第15次5カ年規画』の公布に係る通知外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」(以下、規画)を発表した(文書は9月9日付)。

同規画は、2030年までにスマートコネクテッドNEV(新エネルギー車)のサプライチェーン全体の優位性を一段と強化し、世界の自動車強国となる目標を掲げた。国内の新車販売に占めるNEVの割合を、乗用車で70%、商用車で40%に引き上げ、自動運転機能を備えた自動車の本格普及を実現するとした。このほか、2030年までの目標として、乗用車の燃料・電力消費量、高度自動運転、自動車業界の労働生産性・企業の育成、脱炭素などに関する具体的な目標を示している。

主な取り組みとして、(1)技術イノベーション力の向上、(2)産業システムの最適化・高度化の推進、(3)分野横断的な融合発展の促進、(4)科学的で効率的な業界ガバナンス体制の構築、(5)国際的な産業協力の新局面の開拓の5つの分野、計17項目を示した。

(1)では、エネルギー・動力、スマートシャシー、スマートコネクテッドなどの分野で基礎研究を強化し、次世代スマートコネクテッドNEV技術体系を構築する。また、基礎材料、産業用ソフトウエア、自動車用半導体・部品などの技術的課題を解決し、新材料の初回採用や初期版ソフトウエアの導入を支援する政策を活用し、継続的に普及を拡大する。さらに、リーティング企業が主導する分野横断型のイノベーションコンソーシアムの設立を支援するとした。

(2)では、産業チェーン・サプライチェーンのデジタル化による連携の高度化とデータの共有・連携を推進し、完成車・部品企業間で戦略・研究開発の連携を強化する。条件を備えた地域では、世界レベルのスマートコネクテッドNEV先進製造業クラスターの建設をを支援するとした。

(3)では、スマートコネクテッドNEVとコネクテッドインフラを連携発展させ、IPv6(インターネットプロトコル第6版)技術の応用を推進する。また、自動運転と物流・移動サービスの融合、NEVとグリーン電力・グリーン水素の連携発展を推進するとした。

このほか、独占や不正競争に対する監督管理・法執行を強化するとした。加えて、中国企業と外資系企業による完成車・主要部品の研究開発投資での協力を奨励し、政府調達への参加などにおいて国内企業と外資系企業を平等に扱う方針も示した。

(蒋春霞)

(中国)

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