タイ、住宅用太陽光発電の促進枠を1万MWへ拡大、国家エネルギー政策委員会が承認
(タイ)
バンコク発
2026年09月30日
タイの国家エネルギー政策委員会
(NEPC)は9月18日、住宅用太陽光発電の促進枠をこれまでの5,000メガワット(MW)から1万MWへ拡大することを承認した。対象は約100万世帯を見込んでおり、家庭部門におけるクリーンエネルギーの導入・利用拡大を図る。余剰電力の買い取り制度については、家庭で発電した電力を優先的に自家消費し、余った電力を売電する「ネット・ビリング」方式を採用する。
売電可能な電力量は、電力量計1台当たり5キロワットとし、電力買い取り契約期間を従来の10年から20年へ延長する。また、余剰電力の買い取り価格は、1キロワット時当たり2.20バーツ(約10.34円、1バーツ=約4.7円)に設定された。
各家庭に設置する太陽光発電設備は、従来の屋根置き型に加え、地上設置型および水上設置型も認められることとなり、家庭向けの導入を促進する方針が示された。
同委員会はエネルギー省、内務省、電力3公社〔タイ発電公社(EGAT)、首都圏配電公社(MEA)、地方配電公社(PEA)〕の関係機関に対し、住宅用太陽光発電の普及拡大に対応するため、発電量予測システムやリアルタイム監視システム、スマートグリッド、蓄電システムなどの電力インフラ整備計画を1カ月以内に策定するよう指示した。
さらに、工業省に対し、使用済み太陽光パネル・蓄電池のリサイクル計画の策定を指示するとともに、BOIおよび税関局と連携して、太陽光パネルおよび関連部品などの輸入規制の見直し、国内製造の促進、設置・保守を担う人材育成を進めるよう求めた。
(ピンラウィー・シリサップ、野田芳美)
(タイ)
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