兵庫工業会、インドで学生交流・企業視察ミッションを実施
(インド、日本)
ベンガルール発
2026年09月30日
兵庫工業会は9月6~12日、ジェトロの協力を得て、インドのデリー、アーメダバード、ベンガルールで、会員企業16社17人によるものづくり企業向け視察ミッションを実施した。インド政府が製造業振興策「メーク・イン・インディア」を進め、同国に注目する日本企業が多い中、同工業会は高度外国人材の採用にとどまらず、インドの人材や市場、今後の経済発展の可能性への理解を深める機会と位置付けた。このうちベンガルールでは9月10~11日、ジェトロが企画し、日本企業との連携を進めるPES大学
とデザイン・エンジニアリングサービスを手掛けるタタ・エレクシー
を訪問した。
ベンガルールはインド屈指のIT・イノベーション拠点として知られ、大手電機・自動車メーカーの研究開発拠点や理工系大学が集積する。PES大学は日本企業との連携拡大を見据えて日本語教育を提供しており、ジェトロおよび兵庫工業会とは今回が初めての連携となった。同大学では、学生と参加企業による交流会が開かれた。参加企業の中には、新幹線の部品設計やシステム開発を手掛ける企業もあり、学生からは「新幹線の設計やコンピュータサイエンスなど、自分の専攻と重なる分野が多い。日本で働くことに向けて、日本の文化や生活環境についても知りたい」というコメントがあった。
厚生労働省によると、2025年10月末時点の在日インド人労働者3万1,636人のうち、69.8%に当たる2万2,067人が「専門的・技術的分野の在留資格」を有しており、他国籍を含む外国人労働者全体の平均(33.7%)を大きく上回る〔厚生労働省「外国人雇用状況」の届出状況表一覧(令和7年10月末時点)
〕。こうした背景から、日本企業にとってインドは高度人材の採用先として注目されている。中でもベンガルールは理工系大学や研究開発拠点の集積があり、優秀な理工系人材が数多く集まる都市として人材確保の観点から関心を集めている。
視察団はまた、タタ・エレクシーを訪問し、同社の事業内容や日本企業との連携方針、これまでの取り組みや実績について説明を受けた。
参加企業からは、「タタ・エレクシーが開発を手掛ける日本企業の中には、自社の取引先が数社あり、何か連携できないかと感じた。また、PES大学では多くの学生から日本企業で働きたいと積極的に質問を受けた。学生のほとんどが片言ながらも日本語を話せたことに驚き、インド人採用の可能性を感じた 」という意欲的なコメントが聞かれた。
(外山夏帆、高橋美織)
(インド、日本)
ビジネス短信 1970f06f158c9591





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